しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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あめこんこん ちいさいモモちゃんえほん


あめこんこん (ちいさいモモちゃんえほん)

かわいい~~~!

紹介より先に叫んでしまいました。
いやー、マジでかわいいんですよ、この本。


松谷みよ子さんの名作、モモちゃんシリーズです。
これ、児童書(読み物)の短編がたくさん入って1冊になっていて
シリーズ全体では6巻あるはず。

最初のうちはかわいいはなしなんですけど
たしか巻が進むにつれて
結構シビアな内容になってくるんですよね。
両親の離婚とか、その後けっこうしてからお父さんが亡くなったりとかじゃないかな?
(全部ちゃんと通して読んでるわけではないのでうろ覚えなんですけども)
当時としてはあまりないことであり、児童書に書かれないようなこといっぱいだったと思います。


で、その(けっこう大量のはず)短編から12話をピックアップしたものに
武田美穂さんが挿絵をつけて絵本にして
1995年に出版です。


これがねー
モモちゃんがものごっつい

かわいい

です。

児童書の方の挿絵って
わりとおとなしめっていうか、控え目な感じのかわいさなんですよ。
それが武田美穂さんのモモちゃんは元気いっぱい!
アピール力満点でございます。

印象がものすごく強いので
わたしはこの絵本を初めてみたときに

「挿絵」じゃなくて「コラボ」だ

と思いましたね。
文章がそのままなのに
受ける雰囲気が別物?ってくらいだったので。


このモモちゃんなら
大量でも全作品絵本で読みたい!
と思いますが
残念ながら全12巻です。

まだ読んでない巻があるので
機会があったら読んでみたいと思います。
あと、児童書のほうもね。



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ぶたたぬききつねねこ


ぶたたぬききつねねこ

タイトルでわかるとおり、しりとりの絵本です。

朝でしょうか、「おひさま」からはじまり、「まど」「どあ」と言葉をつづけながら
絵が展開されます。

しりとりらしく
なんでここでこれが?みたいな意外さを含めつつ
物語(?)が続いていきます。
突飛さも
とぼけた感じでそう見せないのが
馬場のぼるさんのゆたかな持ち味ですね。


ちょっとだけ残念なのは
タイトルの
ぶた たぬき きつね ねこ
につながる前の部分との接続がいまいちなこと。
背景としてはわかるんですけどね。もすこしわかりやすいつながりがほしかったかな。

で、4人がつれだってでかけて
しりとりが終わるわけです。


ここまで読みかえして
なんで今までこの本の紹介をしてなかったのか思い出しました。
時事ネタだったので
その時期までとっておこうと思ってたんですね。。。
とっておけなくて紹介しちゃいました。

ま、いつ読んでも楽しい絵本ですので
ぜひどうぞ♪

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ちょうちん屋のままッ子

ちょうちん屋のままッ子 (理論社名作の愛蔵版)ちょうちん屋のままッ子 (理論社名作の愛蔵版)
(1970/01)
斎藤 隆介

商品詳細を見る


今は書店で取り寄せもできないみたいですね。表紙の画像がありませんが
表紙や挿絵は滝平二郎さん。
江戸の末のお話です。

母がなくなって、継母に育てられている長吉は
そのことで友達からよくはやされています。
気が強いわけでなく、どちらかというと線が細いタイプなので
いろいろと思い悩みますし、継母とのおりあいもよくありません。
実家のちょうちん屋の仕事をおぼえるべく働き始めますが
それもうまくいきませんでした。

幼馴染のちよの母の口利きで
長吉は生まれ育った秋田から
江戸へ出ることになります。。。


だれが悪いということではなく
単純に組み合わせがよくない
ということなのですが
居心地のいい場所が作れないのは
繊細な子には特につらいものです。

そんな長吉が
江戸へ行き、そこで奉公をしながら
成長していく様子が
こまやかにえがかれています。

今と違って
仕事の選択肢も多くありませんし
試してみて合わないのでやめました、ということが簡単にできない時代です。

それでも長吉が
最終的に自分の進む道を見つけられたのは
めぐりあわせもありますが
目の前の仕事をきちんとやる
素直な性格のおかげなのでしょう。

淡々と、地道な生活を送りながら
ときに訪れる人生の曲がり角では
迷いながらも自分の気持ちを考えて見つけていく深さと
意志をうまくあらわせない、臆病にもつながるような繊細さ、やさしさ。
よいところも欠点も含めて
血の通った人物描写が
しみとおる一冊です。

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はじめてのキャンプ


はじめてのキャンプ (福音館創作童話シリーズ)

夏休みもおわりですね。
キャンプに行った人たちもいるでしょうね。


このお話は、ともだちのなかではちっちゃいこの「なほちゃん」が
はじめてみんなとキャンプに行くお話です。
林明子さん、やっぱりいい本かいてるなー。
オールカラーじゃなくて、メインは2色。多くて3色かな?
少ない色遣いなのに、それがとっても効果的です。

(今回かなりしっかりあらすじ書いちゃいます)

隣に住んでいるともだちのおばさんといっしょに
みんながキャンプにいくことになりました。
ちっちゃいのはなほちゃんだけで
あとはみんなおおきい子なんですね。

なほちゃんが「わたしもいく」って言っても
ちっちゃいこはだめ
ってみんな反対します。

おもいにもつをもってあるけないし
すぐなくし
まきをあつめられないし
よる、くらいとこわがるから

なんですって。たしかにねー。

なほちゃんは全部できるって言います。
おばさんが聞いたのは
「くらいそとにひとりでおしっこにいける?」
うん、たしかにこれは大事かも。

なほちゃんができるといったので
仲間入りをすることになりました。

遅れながらでも荷物をもってついていくし
川に落ちても泣くのを我慢したし
まきはすごいのをみつけたし
みんなと同じに過ごしています。

ばんごはんのあとは
キャンプファイアーをしたり
花火があったり
人数が少ない割には
とっても本格的なキャンプです。

テントで怖い話を聞いた後に
おしっこしたくなったなほちゃん。
おばさんを呼んだんだけど
寝ちゃってるので
ひとりでそとにおしっこにもいきました。

こわかったけど
流れ星もみたね。

次の朝、顔を洗いながら言うのです。
わたしおおきいこのように
ちゃんとキャンプできたよ
ってね。


最初は反対したおおきいこたちのなほちゃんへの態度は
年下の子に対してのいたわりはありますが
特別扱いではないのが
見ててよくわかります。

キャンプの楽しさと
ちいさいこが自分にもできるって自信をつけていく様子が
とてもかわいらしく描かれている作品です。




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フレデリック


フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし

切り紙が愛らしいレオ・レオニの絵本は人気がありますよね。
その中でも、わたしが一番好きなのはこのフレデリックです。


といっても、最初に読んだ時のフレデリックの印象ってよくないんですよ。
だって、フレデリックって
なまけものにしか見えない
んですもの。
アリとキリギリスでいうところのキリギリス?って思っちゃうんですね。

でも、物語の後半になるとそれが変わります。

はたらかないフレデリックは、なかまのねずみに聞かれて
おひさまのひかりやいろやことばをあつめてるとこたえていたのですが
冬が過ぎていき、みんなの気持ちが暗くなってきたときに
あつめて蓄えたそれらをみんなのまえにことばであらわすのです。

想像って、こういうこと、表現って、こういうこと

そんなふうにフレデリックが教えてくれているような気がします。


「想像するってなあに?」
って
小さい子に聞かれたら
「こういうことを言うのよ」って
この絵本を読んであげたいなと思います。


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カイコ まゆからまゆまで

カイコ―まゆからまゆまで (科学のアルバム)カイコ―まゆからまゆまで (科学のアルバム)
(2005/03)
岸田 功

商品詳細を見る


あかね書房の科学のアルバムは、初版がかなり以前に出たのだけれど
全巻の数が減りつつもずっと残っている
質のいいシリーズです。


この「カイコ」を読んだとき
いちばん驚いたのは
「カイコは昆虫の家畜である」と
繰り返し書かれていたことでした。

生態を読んでみると
たしかにその通りです。
ガは飛べないうえ、卵はどこにでも産んじゃうし
生まれたばかりの幼虫は、きざんだ桑の葉じゃないと食べられません。
自然では生きのびられない生態になっているというのは
家畜としか言いようがない状態です。

こういうことって
たぶん、普通の図鑑だと見落とされがちなことだと思います。
図鑑というのは種類を多く紹介することに重点を置いているので
生態についてはひととおり書いてあれば良し、になりやすいのですよね。

生き物に関してはたまごからたまごまでとか
たねからたねまでの
一生の生態を中心にして
物語的に語りつつ
写真を多用してわかりやすく説明している
このシリーズ。

種類以外の知識というか
理科的な感性を深めるために
読んでおいて損はないと思います。

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どうしよう

えー、数日前の日記にも書いたとおり
宮沢賢治の全集をぼちぼちと読んだりしてるわけですが

あの・・・
もしかして・・・
意外と
駄作
ありますか?

なんというか
いろいろと
筆がすべったり暴走したりしている作品
けっこうあるような気がします。。。

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じめんのうえとじめんのした

じめんのうえとじめんのした (福音館のかがくのほん)じめんのうえとじめんのした (福音館のかがくのほん)
(2000)
アーマ E.ウェバー藤枝 澪子

商品詳細を見る


日本で出版されてから40年の絵本です。
海外の初版は…?と見ると1943年でした。ひょえ~、65年前?
すごい!


世界を地面の上と下とに区切って
動物は地面の上に住んだり地面の下に住んだり両方に住んだりしているけれど
植物は地面の上と下と両方に伸びていきます。。。

という説明からはじまり
その中でも成長のしかたのちがいなど
おおきな区分でわかりやすく説明していきます。

ちいさいころこの本を読んで
そのあと地面を掘って
植物の根の違いを実際に感じたことがあって
とても感心したのを覚えています。


色遣いも、文章も
とても地味ですが
長く残って読み継がれるのにふさわしい
素朴さとていねいさであふれている絵本です。

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