しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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かんちがい


かんちがい (絵本アフリカのどうぶつたち第3集・草原のなかま)

じひびきを紹介したことありますね。吉田遠志さんのアフリカ絵本のシリーズです。
サイの物語ですが、ゾウのシリーズのスピンアウトといってもいいかもしれません。


サイの親子がいます。おかあさんはよこはらにおおきなきずがあります。
その傷はいったいどうしてついたのでしょうか…
というお話。

動物は視覚や嗅覚に優れていると思ってたのですが
あかちゃんだとそういうのが鈍いのかもしれませんね。
そこから起きた事故でおかあさんに傷ができてしまいました。

野生でけがは命取りです。これがひどくなったら・・・と心配になりますが、意外な手助けがありました。

自然のバランスの素晴らしさを感じさせるお話です。やっぱりシリーズ全巻あるといいなー、と読みなおしたくなりました。

 







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ティッチ

ティッチ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)ティッチ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
(1975/04)
パット・ハッチンスいしい ももこ

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以前にも紹介したことのある、パット・ハッチンスの絵本。
この「ティッチ」はハッチンスにしては珍しく
単純に文章で書いたことをそのまま絵であらわしています。

ロージーのおさんぽなどを先に読んでいると
ちょっと残念に思うかもしれませんね。


物語は
すえっこティッチの話。

おにいさんは一番大きく
おねえさんはそのつぎ
ティッチは一番小さいのです。
ということがいろんな持ち物をつかって表現されています。
まあ、兄弟の力関係でよく見られるシーンかもですね。

それが最後のもちものでくずれて…


単純なお話ですが
それだけにごまかしがなく
なんども繰り返し読まれるのだろうな、と思います。

一人っ子ちゃんよりも
きょうだいのいるうちで
楽しまれる本ではないかと思います。


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ふたごの星


ふたごの星 (宮沢賢治のおはなし)

岩崎書店のシリーズ。絵はあきやまただしさんです。



えっとですね、この本は悪くありません。ぜんぜん。
ただ、ワタシのですね
「ふたごの星」の絵に関してのイメージというか脳内妄想がですね

東逸子さんばりの
きゃしゃというか繊細というか少女漫画系というか
なんです。

そうするとですね
あきやまさんの絵は…
(涙)
うう…すみませんです。
どうにもこうにも違いすぎて。


せめてはたこうしろうさんだったらもうちょっと書けたと思うんですけど。
本日は
以上になっちゃいます。
とほほほ



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ぴかくん めをまわす

ぴかくん めをまわす (こどものとも傑作集 (11))ぴかくん めをまわす (こどものとも傑作集 (11))
(1966/12)
松居 直長 新太

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今年の夏も もうすぐ終わりですが
雷雨がものすごく多くて
場所によっては停電なんかもあって
信号まで停電したのを見て
この絵本を思い出しました。


この本も絵は長新太さんですね。
好きなんだなぁ、なんとなく。
信号機に目と鼻があって
なぜか口はありません。
信号機のぴかくん、しゃべらないからこれでいいのかな?


夜中の点滅信号から
朝がきて、普通の信号に切り替わり
ぴかくんの色に合わせて、みんなが道路を進みます。

信号を守ればスムーズに進めるし
守らないと事故のもと。
でも、もし、ぴかくんが故障してしまったら…?


ぴかくん自身は機械なので
話しませんし、自動で動いているわけです。
でも、おまわりさんや修理のひとは
「ぴかくん」「ぴかこう」って話しかけています。

機械を擬人化するわけでなく
といっても、単なるモノじゃないとわかる
愛着が感じられて
とてもいい作品だと思います。

絵本の後ろには
4歳から
って書いてありますが
たぶん、もっと早くても大丈夫です。
この絵本を好きになると
ドライブがもっと楽しくなりそうな気がします。



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シナの五にんきょうだい


シナの五にんきょうだい


1961年に福音館書店から出版されましたが、いつのまにか見なくなり
今は瑞雲舎から出ています。
タイトルの「シナ」のせいかもしれません。
瑞雲舎さんは、最後のページで
タイトルや表現について
読者へのメッセージを書いています。
誠実な態度だと思います。

子どものころに読んだ身としては
やっぱり同じ語感で読めるというのはとてもうれしい。

一方
翻訳が現代風になったのはいいのですが
裁判長に
「母にわかれをつげたい」
とお願いをするところを
「おかあさんにおわかれをしたい」
と言ってしまったりするのは
おばちゃんとして気になるところですね(笑。
外部で目上の人に「おかあさん」はだめでしょうと。
絵本は小さい子のものですが
でも、こういうところでいい言葉づかいをすると
どこかにしっかりと残るものだと思うので。

ストーリーや絵については
昔ながらの絵本らしい絵本である
ということでどうでしょうか。
(自分の子ども時代の印象が強いので、あまり客観的に書けないのです…)

中国を舞台にしていますが
文も絵も中国の人ではありません。
なのであくまで中国“風”。
もしかして、そこが日本人に好まれた理由かもしれませんね。


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ぼくがうまれた音


ぼくがうまれた音 (日本傑作絵本シリーズ)

これも昨年出た絵本です。

第一印象は
「だれ向け?」
でした。

アートっぽいのですが
というか、アートなんですけどね。

どう見ても子ども向けって感じがしない。

それともわたしのセンスが古くて
今の子供はこういうのがいいのか?

出版社が福音館なので
まー、余裕があるところじゃないと
こういうタイプの絵本は出せないわねっと思います。


絵本としての完成度は高いんですけどね。
絵はすごくいいです。
これ、文章先で絵が後じゃないかなぁ。
これもコラボってくらいのつかず離れずのバランスがいい感じ。
あとは、絵の問題というより
デザインかなぁ。
最初の方で一部文字が読みにくいところがありました。
ちょっと残念でした。

漢字もシッカリ使ってるし(さすがにルビはふってるけど)
大人向けだとしたら
この版型はげせないです。


絵本としてはいい。
でも、誰に読んでほしいのかわからない。

そういうところが微妙に納得のいかない作品でした。
作品の完成度が低ければ駄作ですむんですけどね。
クオリティが高いだけに…。
自己満足ですませるのも違う気がするし
評価も高いですし。


でも、やっぱり
なんかひっかかるのです。


10年とか20年とかかけて
なりゆきを見る本なのかなーと思います。


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ろくべえまってろよ

ろくべえまってろよ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)ろくべえまってろよ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)
(2005/02)
灰谷 健次郎

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灰谷健次郎さんの初の絵本だそうです(といっても、かーなーりー前の出版ですが)。
で、絵が長新太さん。なんでAmazonはこの名前を出さないのだ、ぶつぶつ。


灰谷さんは児童文学の長編というか高学年向けの作品を書いている方なので
ちょっとそれっぽい書き出しですね。
いきなり話をはじめて、読者に「お?」って思わせる。

しかし、この絵本に関して言うと
ちょっと失敗してます。
だって、ろくべえがどこの犬だか書いてないんですもの。
野良かもしれないけど
だとしても、一言つけたほうがいいと思うなぁ。

子どもたちが声だけで「ろくべえだ」ってわかるんだから
きっとみんながよく知ってる犬なんですよ。
でも、読者は知らなくって、おいてきぼりにされちゃうから
読者は、人に読んでもらうにしても、自分で読むにしても
子どもたちの仲間に入っていっしょけんめいになるには距離を感じちゃいますね。


絵のほうはすごくいいです。
長新太さんが縦も横もフルに使って穴の深さをうまくあらわしていて。
そのかわり読み手は見開きごとに向きを変えたりしなくちゃいけないけど
ま、しかたないかな。絵の楽しさの方が勝っちゃってるから。


すすめる対象としては
本の中の子どもたちと同じ一年生が
やっぱりイチ押しでしょうね。






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魔法の筆

魔法の筆 (中国の傑作絵本)魔法の筆 (中国の傑作絵本)
(1981/05)
ホン シュンタオ

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えー、表紙がありませんが
一応アマゾンにリンクさせています。

本の内容はちょっとだけ
はろるどのふしぎなぼうけんに似ています。
絵に描いたものが現実になる、っていうところが共通点。

でも、何が違うかというと
この絵本は

絵がザ・中華なんです。

そりゃもう、見事なくらいに。


日本人が描く日本民話といっしょ(のはず)です。

ヨーロッパ系のものは国民性が出てもそれほどに感じないのに
なぜ中国だとこんなに反応してしまうのか…。
表紙の黄色がすごいからってことにしてごまかしちゃおうかしら(笑。


気をとりなおしてまじめにいきましょう。
絵を描くのがとても好きなのですが、貧しくて筆が買えない少年・マーリャンが主人公です。
絵の塾のまえを通りがかったとき
どうしても我慢できなくて「筆をください。絵をならいたいのです」と頼みに入りますが
「貧乏人の小せがれのくせに」と役人と絵師に笑い飛ばされ追い出されます。

マーリャンはそれに腹を立て、それから必死に絵を勉強します。
腕前はぐんぐん上がり、描いた絵は実物と間違われるほどですが
それでもまだ筆を持っていません。

そんなある晩、部屋に仙人があらわれ、筆を授けてくれました。
マーリャンがその筆で絵を描くと、描かれたものがほんものにかわります。
マーリャンのもらったのは魔法の筆だったのでした…。


貧富や欲望、それを超える正義感など、いろんな意味でコントラストの強い絵本です。
水彩画の明るく濁りのない色が内容を更にひきたてています。

著者紹介を見ると
この話は絵本のための書き下ろしではないようですね
原著は多くの国で翻訳・出版され、アニメにもなった
とあります。
日本では出版されていないのか、それともわたしが知らないだけでしょうか。

アニメになるほどなら、原著は結構長いストーリーなんでしょうね。
そちらも読んでみたい気がします。











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