しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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しゃっくりがいこつ


しゃっくりがいこつ

しゃっくり、とまらないと困りますよね。
小さい頃
「○○○回しゃっくりがとまらないとしんじゃうんだぞー」
とおどかされ、なのにしゃっくりはとまらなくて
泣きだしたことがあります(笑。

この物語のがいこつさんは泣きませんがとっても困ります。

だって、しゃっくりを止める方法ってどれくらい知ってます?
その中でがいこつに使える方法ってありますか?
条件をがいこつにすると、なかなか難しいんですよ~。
(どういうふうにとまったかは絵本を読んでいただくことにして)


著者の話をしますと
文章はマージェリー・カエラーさん
絵本というか、翻訳された文章はこれが初めての作品のようです。
そうそう、この絵本の内容というか時期を考えると
あと10日早く紹介すればよかったなーと思います。
本の中にハロウィンがちょこっと出てくるのでした。惜しい!

絵はS.D.シンドラーさん
こちらは著書がいっぱい翻訳されてますね。
物語絵本だけでなく、ファンタジーの挿絵やノンフィクション絵本も描いているようです。
ほどよい線の太さ
がいこつがユーモラスかつ正確に描かれているのに、描きこんだ感があまり感じられないところ
上手な絵描きさんなんだなぁと思います。
他の作品も見てみたいなぁ。

一ページの文章は長くないので
しゃっくりがわかって、とまらない苦労をしたことが一度でもあれば
けっこう小さい子でも
男女問わず楽しく読めそうです♪

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よだかの星


よだかの星 (日本の童話名作選)


こことかここで紹介した「よだかの星」ですが
今回の絵本はものすごく大人っぽいです。

絵を作ったのは中村道雄さんという方で、組み木絵です。その名の通り、木を組み合わせて絵にしているんですね。


木ってこんなにいろんな色と種類があるんだと驚きます。
北海道のお土産物屋で小さなパズルの組み木を見たことがありますが
それとはケタが違う!って感じです。
色や木目や材質をフルに使いまくって描かれた鳥の細やかなこと!
表情までいきいきと描き出すなんて、いったいどんな技術なんでしょうか。
ちなみに、この方は木に着色など一切していないそうです。木地そのままを使っているんですね。
どれくらいのストックで、どれくらいの時間をかけて
この絵本を作ったんだろうと考えると気が遠くなりそうです。


延々とまくし立てましたが
とにかく機会があったら一読していただきたい絵本です。
作品が宮沢賢治の中でもよく知っているお話なので
わたしは安心して絵の読み込みに集中できますが
これ、物語も絵も初めて、となったらどういう印象になるのか
感想をお聞きしたいところです。


偕成社さんの日本の童話名作選は
対象年齢が小学校中学年くらいからかな。
ちょっと大きい子向けになっているのか、全体的に大人っぽい童話が多いようですね。
大判でゴージャス。大人が読んでも読みごたえありです。

宮沢賢治の作品はかなづかいを現代のものに、一部句読点なども変えているようですが
注釈はなし。
すっきりと読みやすい絵本です。






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狼森と笊森、盗森


狼森(オイノモリ)と笊森、盗森 (宮沢賢治どうわえほん (5))


こちらで別の挿絵の方を紹介しています。
わたしの好みが津田さんだからかもしれませんが
この三谷さんの挿絵は「もう少し…」と思っちゃう残念なところが数点ありました。
最初に読んだとき、流し読みなのにもかかわらず違和感を感じたのは、たぶんこのせいだと思います。


ひとつはどうしようもないんだろうなーっと思うんですが
せめてあと一見開きほしかった!(欲を言えばもっと見開き増やしてほしいけど…)

物語の内容のわりにページ数が少なめなんですよ。
しかも王道の絵本、という感じで一見開きがひとつの絵というパターンを崩していません。
そのため、流れとしては間違ってないんですが
この部分にもうワンシーンあると、もっときめ細やかに読み込めるんだけどなー
ちょっと流れが唐突に感じるなー
ってとこがあるわけです。
個人的にはこの人の描くそばの花と稗の穂が見たかったです。

淡い色合い、明るい色遣いが上手な方です。
寒い時期を描いても、透明感のある寒さになっていて
重苦しさは感じられません。
のどか、と表現するのがいちばんぴったりな気がします。


で、もひとつ残念だったのが
子どもの成長がわからないこと。

この物語の中では3年が経過するんです。
で、大人の様子も子どもの様子もそれなりにしっかりと描きこまれているんですが
子どもって、3年たったら結構成長しますよ?

数が増えているのに、みんなして「小さい子」のままなんですね。
赤ちゃんもいません。子どもはみんな歩いてるの。
せめて大きめの背丈の子を一人か二人描いて
お母さんのひとりに赤ん坊を背負わせたら
それだけでグッとリアリティが増すのに~~~~!


文章は、絵の中に書き込む形をとっています。
色合いが全体的に淡いので読みやすいですね。
現代仮名づかいで注釈もなし。物語を味わうのに気が散ることがなくていいでしょうね。

だからこそ、絵のちょっとした部分が残念です。。。

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でこちゃん


でこちゃん (わたしのえほん)

女の子で、この本に共感しない人はいないだろうな~
って強く思っちゃう絵本です。
当然、お母さん受けもいいはず!


主人公の女の子の名前はてこちゃん。
ある日、お母さんに髪を切ってもらったら
前髪が短くなりすぎておでこがでちゃって
でこちゃんになっちゃいました…というお話。

髪の毛を切りすぎた憂鬱は女性ならほぼみんな体験しているはず。
(今は男性も体験ありかな?)
わかるわかる、そうだよね~って同意しながらつい笑っちゃったり。
だって、てこちゃんのおでこ、ホンットにかわいいんですよ

絵がとってもキュートです。
で、わたしはこの絵本を見て
作者のつちだのぶこさんは、もしかしてマンガの陸奥A子さんのファンじゃない?
って思っちゃいました。
リズムとかトーンとか、似たものを感じるんですよねぇ。。。

なので、陸奥A子さんの("りぼん"時代から"YOUNG YOU"時代の)マンガが好きな方にも
おススメです。

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ネタ元の話

今月はちょっとマジメに更新しようと思っているので
本の話のそのおまけなんかも書いてみたりします。

前にもちょっと書いたことあるかもしれませんが
うちには絵本が結構あります。
いい年ヒトリモノ子なしですが、自己紹介にもあるとおり絵本の販社にいたことがあるので
その当時の絵本が多いです。

活字中毒で全部出しておくスペースはとてもないので
現在はほとんど押入れ入り。
でもそれではかわいそうなので
モノとアタマの虫干しを兼ねてブログに書かせていただいてます。

とはいえ
書きはじめて改めて感じるんですが
クラシックな本が多い
のですよ。やっぱり。
そればっかりじゃあ偏るし、自分も飽きがくるし
ということで、新しい本を調べるために

とか

なんかを最近はチェックしています。

あとは個人的にファンな宮沢賢治とかですね。

元ネタの本を読んで、自分で直接読んでみると
確かに
と思うところと
そうかなー
と思うところとが混ざってきます。

新しい本に関しては、そのへんが
うまく整理しながら
書いていけるといいなと思います。

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てぶくろ


てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)

そろそろ必要な季節になりましたね。

この絵本は翻訳されてから40年以上のロングセラーです。
もとはロシアの絵本。ロシアで出版されてからは半世紀をすぎているはず。

しかし、これ
大人になってから初めて読むと
たぶん面白くありません…。

ストーリーは単純。
おじいさんが落としたてぶくろが
あたたかそうなので森の動物たちがここで暮らしましょうと
どんどん入っていく、といお話。

奇妙にリアルな動物たちが服を着ているし
だんだん動物が大きくなって
大人の感覚では「ぜったい入れないって!」という種類になってくるし
てぶくろには窓までついちゃうし

要は理屈的に
なっちょらん
絵本なんですわ。

でも、これが面白いんですねぇ。
子どもたちは大好きです。
でなきゃ40年、100回以上も刷られませんです、ハイ。

子ども目線というのはこういうことなのね

しみじみ感じる絵本であります。

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リベックじいさんのなしの木

リベックじいさんのなしの木リベックじいさんのなしの木
(2006/05)
テオドール フォンターネナニー ホグロギアン

商品詳細を見る


出版が2006年のわりにはえらいクラシックな絵本だなー
と思ったら、アメリカで出版されたのは1969年だそうです。

ドイツの詩人の作品に、アメリカの画家が版画の挿絵をつけたもの。
素朴な色遣いの絵本で
懐かしい味わいです。
約40年前の絵本なので当たり前かもしれませんけどね。

なにで読んだのか記憶がないのですが
実は私はこの詩を知っているのです。
物語のあとがきかなんかで紹介した人がいるのですよね。

で、その詩にとても惹かれていて
絵本になったものが出ていると知って
読んでみたのですが…。

内容はそのままだし
絵もいいんですけど
文章が詩の形式ではなくて残念でした。
訳者の方が内容を伝えることを第一に考えたということです…。

これ、散文にするよりも
詩の方が文章の響きとか美しいと思うんですけどね。
ちょっと残念です。

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