しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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小公女(バーネット・文 高楼方子・訳 福音館古典童話シリーズ)

この本最近たしかけっこう話題になったような?

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価格:2,415円(税込、送料別)


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
どんなときにも想像力をいっぱいに働かせ、気高く果敢に生きるセーラがたぐり寄せる友情と奇跡の物語『小公女』。100年間読み継がれた、19世紀ロンドンの寄宿学園を舞台とする古典の名作が、味わい深く読みやすく、かつ精確さをとことん追求した訳文によって、生き生きとあざやかに甦る。児童文学作家・高楼方子による渾身の翻訳。

著者はフランシス・ホジソン・バーネット
翻訳が高楼方子
絵がエセル・フランクリン・べッツ
出版社は福音館書店。古典童話シリーズの41巻目になります。

バーネット作品は
秘密の花園
を過去に紹介しています。


小公子と対のタイトルのようになっていますが
読んでみるとけっこう違う内容の小公女。
ストーリーについては今さら語る必要もない…ですよね?
有名だし、かなり前ですがアニメにもなってましたし。

ということで今回は福音館バージョンの特徴について
中心にご紹介。

物語の時代的背景や登場人物の名前の由来などの知識的側面が解説に
タイトルについてやそれに対する訳者の想い
気をつけたところなどが訳者あとがきで
それぞれ書かれています。

完訳であるということのほかに
この両方の文、そして挿絵が
なんたって魅力ですね。

今は小公女ってどれくらい数が出てるのかな。
訳者の高楼さんも書いてらっしゃいますが
こういう有名な児童書って
完訳より抄訳がいっぱい出てたりするんですよ。
アニメになった時代に出版されたモノも多いのでは?と思われ。


完訳って文庫本が手っ取り早くはあるんですが
児童文学って、文庫本を読むよりもうすこし下の年齢も対象なんですよね。
そのあたりをうまくついてきてるのが
福音館の古典童話シリーズなわけです。

今回は高楼さんという子どもの本の作家さんを訳者に立てることで
ネームバリューばっちり。
その上に絵がいいんだ~♪
1905年の絵ですってよ。セーラのどことなくミステリアスで繊細な感じがよくわかる表情の表紙で
もうこれだけで名作!って思っちゃいます。
中面のカットは誰が描いたのか記名がありませんが
これもステキですよ^^
こういう絵と文がほどよい児童文学って
読みやすくて内容が濃くて
とっても満足できるのでおススメです。

ただ、訳に関しては
他の小公女を読んだことがある人は
好き嫌いが出るかもな…と思うところもあります。
ワタシはベッキーの言葉遣いがあまりにもナニで
原文ってそんなに崩れた喋り方になってるの?と思っちゃいました。
ベッキーは14歳で、ミンチン先生の学校にくるまでの生活もかなり不幸だったみたいですが
それにしても読み書き多少できるみたいですし
それがこんなボロボロの言葉遣いするかね、と。
いや、発音とか言葉づかいは今ひとつなのかもですが
他の人の言葉はたとえ召使でもまともなのに、なぜベッキーだけがあんななの?と
疑問しきり。

インドの紳士への呼びかけも、たいてい「おじさま」なのに
なぜか一か所だけ「アンクル・トム」に。
これ、浮いてません?
気になるのワタシだけかなぁ。。。

まー
などなど細かいところはありますが
訳者の方があとがきで書いてある通り
『原作が持っている力の強さ』をよくあらわしている作品でもありますので
やはり読み始めると夢中になって一気に読み進められました。
(わー、なんか今回の紹介、けっこう高楼さんに対して失礼な文章になってるかもですね
ごめんなさい★)

ハードカバーでちょっと重いので
持ち運びには向かないかもしれませんが
うちでガツッと読みたいときにはおススメです。

高楼さんがこの本を訳すきっかけになったという
『緑の模様画』も合わせて読んでみたくなりました。
こちら読了したら、またブログで紹介するかも…?です。
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