しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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いとみち

読み終わったから、書いちゃうぞw

【送料無料】いとみち [ 越谷オサム ]

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価格:1,365円(税込、送料別)


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「お、おがえりなさいませ、ごスずん様」本州最北端のメイドカフェで、だべ。ちっこくて泣き虫で濃厚すぎる津軽弁。日本代表クラスの「ドジッ娘」相馬いとの進化が、全速力で始まる。津軽の奇跡、グルーヴィンな青春小説。

表紙がめっちゃかわいくてラノベっぽいです。
ホントは小説なんですが、もうここはあえてYAで!

著者は越谷オサムさん
装画はもりちかさん
出版社は新潮社です。


メジャーな小説の割に知ったのは最近なんですが
よさげな雰囲気がものすご濃厚でしたね。
実際、一気読みして「二の糸」が待ちきれないでございます。ふふ。

本州最北端のメイドカフェということで
「萌え」要素が強いのか?と思われますが
実際のところ、読んでみると
主人公のいとっちに萌えるというよりも
いとっちをみて萌えているが
しかしそれをあからさまにしてはいかん!
という『いと転協』(要するにファンクラブですなw)の人々の純情さに
グッとくるものがあったりします(^w^)

いとちゃんはなにしろ家庭環境が純粋培養に近いうえ
家族全員ガッツリきつい津軽弁ということで
それがコンプレックスになっています。
そんなに?と思いますが
青森出身の人に聞いたところ、やはり県内でも地域差というか年代差は大きいみたいでして
イマドキの子みたいに喋れないのは、内気な子にとっては
もともと高いハードルがさらに高くなるってことなんでしょうね。

そこでいきなりメイドカフェでバイト、というのが彼女のアンビバレントなところでして
変わりたい気持ちというのが強いため、その気持ちがたまに暴走したり空回りしたりで
ファンの人たちが(そしてたぶん読者の人たちも)応援したくなるツボであろうなと。
ちなみに文中でさらっと書かれていますが、いとっちがメイドになってからのバイト日の売り上げは
銀行のかたに「伸びがすごい」と言われる金額のようですよ。うひょ♪

まー、わかりますよ。
いとっち、ホントかわいいもんw
顔かたちは表紙で描かれているだけですが
ドジっ娘であるとか、いわゆる萌え要素以外にも
内気ではあっても暗くない。素直。
そして読者だけが知っている、自宅に帰ってからののびのびした様子w
外とのギャップがもう、かわゆうてねぇ。おばちゃん、めろめろよww

そしてなにより、ばば(=いとっちのおばーちゃん)がステキすぎる!
津軽三味線で素晴らしい音を出すお年寄りということで「ましろの音」を連想してしまいましたが
じーさんばーさんが三味線をやっていて、小さいころから弾いているというのは
津軽三味線のデフォなのかしらん?

ちなみに、訛りのきついばばの言葉は
なんと文字化け系の記号で語られていまして
巻末に50音表が載っています(爆)!
ワタシはまだちょっとしか対訳していませんが
これをみて、対訳させるために読みかえす人はかなりの確率になろうと思われます。
狙い、当たってますよ、越谷さんw

内気ッ子が日にちをかけ経験値をあげて
人間関係のスキルを積んでいったり
親とけんかをしてみたり
親の若いころの話を聞いたり
(ちなみにいとっち、かなり亡くなったお母さま似のようで、
そりゃーお父さん、メイドカフェのバイトを心配しますわね。自分の若いころも思い出しちゃうしね、ぷぷっ♪)
謝って仲直りをしたりと
青春だ!甘酸っぱいぞ!な要素がてんこ盛りです。

青春が過去の方は「かーいい、かーいい」と
同年代のYA世代は共感しつつ、青森ということでおそらくある程度距離を持って読めます。

そんな安心感を持ちつつ一気にのめり込める作品でした。
続刊を読んだら、きっとまたレビューしまーすd(^-^)

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2013.07.30 14:48
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