しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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12のつきのおくりもの

新年1冊目はこの本をご紹介したかったんです♪


内容(「MARC」データベースより)
昔あるところに、夫を亡くしてふたりの娘と暮らしている寡婦がいました。寡婦は実子ばかり可愛がり、継子のマルーシカにはいつもつらくあたりました。ある冬の日、マルーシカはスミレを摘んでくるように言いつけられますが…。

スロバキア民話を内田莉莎子さんが再話。
絵は丸木俊さん。
出版社は福音館書店。こどものとも50周年記念の<こどものともセレクション>だそうです。

丸木さんの作品は
星のひとみ

類話の12月ものでは
「十二の月たち」(出久根育・絵)
を過去記事で紹介しています。


今は書店で買えないのか~…
おススメの本なんですけどね。

こどものともシリーズって、クラシカルで上品な絵本が多いので
そういうのが好きな方には大人気なんです。
占星術でいうとやぎ座っぽいカンジ?

本の版型は決まっていて、文章量なんかもまあまああるのですが
それを「ギッチリ」ではなく「読みごたえある絵本」にしているのは
挿絵の方の空間の使い方が上手なのと
文字の大きさ、行間などのバランスがいいのがあるんじゃないかしらん。
初版が1970年代のはじめ、クラシック絵本の黄金期ですね。

民話の再話なのでなじみのあるお話。
言葉のリズムがよくて、わかりやすいのも
この年代の絵本は割とデフォですね。読み聞かせしやすいんだな~。

絵はというと
丸木さんですからね。メチャ好み!
この方が書く北欧は「星のひとみ」で惚れこみまして
しかもこの「12のつきの~」はオールカラー。
墨で表現された寒い冬の空気と、赤い炎とのコントラストはそれはそれは綺麗です。

重箱の隅的に難を言うなら
いじめられている主人公のマルーシカ
すごーくきれいな洋服を着ていて
とってもいいとこのお嬢さんっぽいのです、だったりw

12月のきょうだいも
もうすこし描きこんでいただきたかった気もしますね。
丸木さんがいちばん表現したかったのは炎の不思議さだったのかしら?

水彩画のわりには
コントラストがハッキリした目立つ絵なので
くどくならないように…という配慮かもしれませんが
余白やにじみを多用していて
見開きによってはこの絵を物足りなく感じる方がいらっしゃるかも?

極彩色ではありませんけれど
北欧風でありつつ、やはり日本の方の描いた絵だなぁと思うところあり。
なじみのいい作品になっています。

書店ではお目にかかれないようですし
中古も高値がついているようです。
図書館などで出会えたら、どうぞお手に取ってみてくださいね。
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