しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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ロスト・シング

ええ!?これって映画になってたの?
ってことは検索かけててなんかDVDが出てくるなーと思ったアレは…

「ほろ酔い絵本会」のご紹介本です。
おススメくださったのは<ほとり>さん。

紹介文は以下になります。
「ショーン・タンの絵が本当に好きでして...。
初めて見たときは、「なんか知ってるぞ」と思いながら、
「こんなのは見たことないな」と引き込まれたものです。

ロストシングは、アニメーションも絶品です。
何度も何度も何度も、あの世界へ浸ってしまいます。」
とのこと。
ほとりさんは動画も教えてくださってます~♪


ということで、本はこちら↓

内容紹介
少年が海辺で出会った迷子は大きくて赤いだるまストーブとヤドカリとタコが合わさったような奇妙な生き物。街でも目立つのに誰もその存在に気づかない。アカデミー賞受賞映画の原作絵本!

著者はショーン・タン。
絵本の出版社は河出書房新社です。

ショーン・タン作品は「アライバル」をなんと3回にも渡って紹介していましたよ!
その1
その2
その3
です。

この作品に関しては
表紙カバーの折り返しとか
いっしょにはさみこまれている訳者からのあとがきとかを読んでもらうと
もういいんじゃない?ってくらい
いい解説がされてたりするんですよね、実は。
ちなみに一部抜粋すると
「この見返しからして、すでにじゅうぶん無意味で、なんの参考にもならなくて、読むだけ時間のムダだ。」
というのが表紙カバー折り返しの一部分。おそらく著者が書いているんでしょうねw
そして訳者のあとがきによると
アニメーションは著者自身が10年かけて作ったものだとのこと。
(上に貼ったYou tube画像ですな。あとでまたじっくり観なおさなくちゃだわ!)

なにか色々英文や図のある古い紙の上に絵がコラージュされているのですが
下の紙にもいわくや意味合いがあるようです。(それも訳者のあとがきを読むと出ています)
あんまりネタバレすると、読む楽しみがなくなってしまいますので
現物を見る機会がありましたら、ぜひお手にとって
ご自身でうんちくをお確かめ下さい♪

この作品をどう紹介しようかな?と迷っていたとき
ふと
「よるべない」という単語が浮かんできました。

何ともわからない不思議なまいごの生き物。
見つけられて、一度は家まで連れて行ってもらえたのに
やっぱりそこにはいられないという。
(実を言うとこの場面、ワタシはあまり好きではないのです。
「わざわざ言いださないで黙ってればいいじゃん!」って思っちゃうの…)

ちょっと食べさせてあげるけど
最終的な責任はとらないって
動物を拾って、また捨てに行く人とどこが違うの?
と腹立ちを感じるのですが
最終的に、まいごの落ち着き場所を見つけてあげたわけなので
怒りはちょっと割り引いておきましょう。

(でも
お別れしてそれっきりじゃなく
会いに行くことを考えたりしなかったのかな…)

なんかこう
オチがついたようなつかないようなふわふわした雰囲気が
幻想的でもあり
かえって現実のようでもあり
そんな
心もとない気分がまいごの存在とシンクロして
「よるべない」という一言になったのかな
なんて考えたりもします。

ストーリー全体のトーンは
非常に静かなのですが
色は明るくて
奇妙なのにしっくりとなじんできます。

どこかで知ってるような…?
と考えていて
にしのあきひろさんの作品を思い出しました。
モノクロとカラーの違いがありますが
空気感が似ているように思います。
おふたりの作品をともに読んでいる他の方の意見も知りたいなー。

手書きの文字がまたいいんですとか
見どころ多すぎで何度読んでもゼッタイなんか見落としてる!と思って
またもや読み返さずにはいられなくなるとか
見返しの王冠の模様を全部見較べようと思ってもワタシやっぱり途中でつかれちゃうんですとか
書きたいことはまだまだあるのですが
たぶんいくら書いても書きつくせないくらい
技がたくさん詰まった絵本で
ちと息切れがしてきました。

どこでもない場所の
なにともしれないまいごとの不思議な交流を経たあと
どことも知れない場所への小さな旅を経験し
やがて過去の遠い思い出になってしまう。

おうし座さんはニガテかも?
いて座さんに好きな人多いかも?

なんて
かじっただけの占星術までぽろんと出てくるあたり
潜在意識のいろんながらくたを引っぱってくるところのある絵本なのかしらん。

フェイドアウトした景色を
掃除され
ほんのりコワいラストシーンではありますが
この奇妙さがクセになる方は多いと思われます。

パッと読んで終わりには決してなりませんので
お読みになるのは、時間がゆっくり取れるときにどうぞです。












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-2 Comments

しろいまちこ says..."ジャムさま"
コメントありがとうございます!

とりとめがなくなって、なんか酔っぱらったような文章になってるのに
お褒めいただいちゃって感謝感激うれしいです♪

よろしければまたおいで下さいね~^^
2013.04.11 21:10 | URL | #hufKyueo [edit]
ジャム says..."No Subject"
その絵本もさることながら
お薦めの文章に魅了されました♪
2013.04.11 12:33 | URL | #- [edit]

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