しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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アメリカン・パイ

先日タイトルをチラッと紹介した作品です。
これ読んでると、毎回泣いちゃうので
好きだけどなかなか読めない萩尾望都作品です…


↑の収録作品は
「アメリカン・パイ」
「白い鳥になった少女」
「妖精の子もり」
「アロイス」
「ビアンカ」
「ジェニファの恋のお相手は」
「ベルとマイクのお話」
「雪の子」
「ヴィオリータ」
だそうです。「白い鳥~」も月内にレビューしたいな。

萩尾さんの作品の紹介もこれで4作目。
絵柄とか構図とかについても語りたいのですが
それどころではないくらい内容が好き!でして
この作品はそれに加えて
語られている言葉が本当に「こころに響く」のです。

好きな台詞を書きだそうかしら…と
気になるところに指を挟んでいたら
ほとんど進んでないだろってくらいはじめの方で手がふさがってしまい(笑)
付箋を貼ろうかと思ったんですが
えらいことになりそうなので結局やめてしまったというくらい
素晴らしい言葉の数々。

特にグラン・パの
包容力あふれるキャラクターから出てくる言葉がなんともあったかくていいのですよ。

グラン・パは男性で
リューは少年っぽくても少女ですが
恋愛感情には発展せず
どちらかというと母に育ててもらってる子どものようで
(もしくは母性あふれる父に育ててもらっている?)
一緒にいられる安心感がリューの表情から伝わってきます。

(このグラン・パのタイプのキャラは
後のメッシュでもミロンに受け継がれています。
萩尾さんお気に入りのタイプのようで、どこかで語られていた記憶があります。
メッシュに関するインタビューだったかな?)

リューがどういう生い立ちで
どうしてグラン・パのいるマイアミまで流れてきたのかは
物語の中で明らかになりますが
読み進めてそれを知り
物語では語られないさいごの、そしてその後もまた
切なくはあっても絶望感はなく。

グラン・パが歌う歌詞のように
『命の消えぬ限り
時の消えぬ限り
いや もし
なにもかもが
失われ
消えても

…果てぬ闇の底に
想いだけは
残るのだ』

ワタシたちに信じさせてくれます。

萩尾さんから投げかけられる想いと問いを
受けとめ
そして
それぞれが
己のなかで芽吹かせ、育てていくのでしょう。

そんな作品だと
思います。




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