しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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白い鳥になった少女

今はどの本で読めるのかしらん?
ワタシが持っているのは↓の傑作集です。



原作はアンデルセンですね。「パンを踏んだ娘」というタイトルです。

ラストがちょっと違うのは、宗教色を消すためかしら?
山岸凉子さんの「クリスマス」のときも思いましたが
名作のコミカライズって、本質を残しつつ
ほんの少しだけ脚色してあって
それがまた漫画家さんの持ち味とも相まって
なんともイイ感じになるんですよね。

惜しむらくは、著作権とかうるさくない時代のせいか
「コミカライズですよ」というのが打ち出されていないこと。
原作がちゃんと表記されていれば
そこから活字に移動する人だってきっとたくさん出るはずなのになー★

そんな愚痴はさておいて、この作品も小品ながら非常に美しくまとまっています。
なにしろタイトル部分が1Pとれないためか見開き上部のみを使っているんですが
この部分だけでどんな内容か、ざっくりとですがわかります。
このメッセージ性の高さ、スゴイですよ。ホントに。

ストーリーの流れも簡潔でわかりやすくメリハリあり。
なんというか
上等な素材ですから最小限の加工でお料理にしましたの、そのほうがおいしいでしょ?
みたいな出来栄え。

個人的には、沼に堕ちてからのインゲの
硬質で人形のように見える場面と
まだまだ人間らしい外見の場面が交互にあらわれるところが非常に好きです。
見せ場としては
悔いたインゲが鳥にかわる場面での点描での描写も素晴らしいですね。

原作を先に読んでからコミックを読むのもよし
コミックが先なら、あとで原作も読んでみていただきたいです。
両方味わって、両方おいしい
そんな作品でした。





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