しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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小夜の縫うゆかた

けっこう初期の短編ですが、有名ですよね♪
今回はこちら↓に収録されたのを読んでいます。

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夏休みのとある1日の物語です。
中学2年生の家庭科の宿題のゆかたを縫う(!)小夜の家でのささやかな出来事。
浴衣を縫うために布を断って、まちばりで留めて縫いはじめるのですが
この浴衣地が母の遺してくれたものなので
それからそれへと思い出もよみがえり…


この作品も16ページですね。
しかも表紙に1ページ使ってますから、正味15P!
情緒あふれるこんなにステキな物語が15P!
うーん。
うなるしかないわぁ☆

回想シーンもふんだんにあり、物語内の情報量がかなり多いため
コマ割は小さめなのですが
それでいてせせこましい印象にはならないのはさすがです。

黒電話とか
中2で浴衣を手縫い、しかも「ゆかたにミシンなんて…」というセリフとか
時代は感じますが
でもあの当時から、ちゃんと中学生でもつきあってる子たちはいたのねーとか
やっぱり夏はカルピスでしょとかw
古いというよりも懐かしさを感じる、というほうが近い感じかもしれません。
自分の同じ年のころよりも前なのに、ちょっと不思議なんですけどね。

ふと思い出し、現在に戻り
友達とのやりとりや兄との会話があり
また浴衣に戻りながら思い出がよみがえり…と
現在はテンポよく、回想はゆったりとしていて
緩急があり波のように寄せて返すムードがなんとも
いいんですよねぇ。

急な事故で亡くなった母に対してのメッセージ的な雰囲気が全体に流れているのですが
悲しさを時間がほどよく流し
今はちゃんと残った三人仲よくやっているからね、と伝えていて
なんとも夏らしい作品です。
マンスリーじゃなかったら、8月のお盆前に紹介してもよかったかな?

夏の夕暮れに
ほんのりゆったり開いて読んでいただきたい1作です。
できればカルピスをそばに置いて、ね♪


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