しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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セロ弾きのゴーシュ (司修画)

久々に宮沢賢治作品。
夏が近づいたことですし、ここはやっぱりゴーシュでしょ♪



内容紹介
ゴーシュはセロ弾きなのにセロがちっとも上手くありません。若い音楽家と動物達の交流を描く、おなじみの賢治の物語に、司修の個性あふれる絵がつきました。幻想的な賢治ワールドへといざなう絵本です。

紹介にありますように
司修さんの絵です。
出版社は冨山房。
書店の店頭では購入できませんので
中古を探すか図書館をご利用いただくかのどちらかになりますね。

宮沢賢治Love♡のため、カテゴリを作っております^^
その中でもゴーシュは
赤羽末吉さん画

茂田井武さん画
のものを過去記事で紹介しています。
ご興味おありでしたら、リンク記事もどうぞです♪


賢治作品の中でもゴーシュには思い入れがありまして。
というか
絵本の絵と文のマッチングに興味を持ちだした頃に意識して読んだのが茂田井さん作品で
またこの組み合わせが素晴らしかったので
求めるレベルがメッチャ高くなっているのかもしれません。
好きなんですよ、ゴーシュ。

でもって
この司修さん作品。
本を開いたときの見返しの遊び紙、なんかとってもステキなんですけどー!?って思ってたら
奥付に「ベートーベンの自筆楽譜の一部を模様として使いました」って。
そりゃカッコイイはずだ…。

絵本って
絵と文もだけど
こういうところのセンスからグッと掴まれたりもしますのでね。

つかみはオッケー!の直後は
中扉です。
ゴーシュのアップ。しかも表情がわかるのは
なんとこの扉絵だけ☆
もう読まなくてもいいかも!…というのは大げさですけども
なんとも鮮やかな引き込みかたです。
クラクラしています。ええわー。

でね。
他のレビューでも書きましたが
ゴーシュってメインの場面がほとんど夜なんですよね。
それに合わせているのか
この本の文字色がちょっとだけくすんだ暗い青なんです。夜の色。
だれだー!この色彩センスで本を作ったのは?
好みすぎるぢゃないかっ!!

司さんの作品って「おとうさんだいすき」の印象が強かったので
イメージどんどんくつがえされて
えー?えー?えー?違いすぎる★と驚かされっぱなしです。

シュールなセンスと色遣い
どうみてもコラージュだよねな無意味な(文章内には出てこない)動物がどの場面にも登場するなど
「?」と小首をかしげつつ
なんだか眼が離せないのです。

青の濃淡を基本にして、さし色でコントラストをきかせた誌面は
ゴーシュのいらだちが伝わるようなエキセントリックさを含みつつ
夜の闇の深さとその中に響いているであろう音をずんずんと流しながら
物語が進んでいきます。
静かだけれど緊張感を含んでいますので
読んでいるうちになんとなく背筋が伸びるような気分になります。

だらっとしてしまいそうな夏の夜に
活を入れてくれるような絵本かもしれません。
ドキドキを求める方におススメいたします。
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