しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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言霊

雑誌連載時に読んで、コミックスになるの待ってた作品です~♪

【送料無料】言霊 [ 山岸凉子 ]

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価格:630円(税込、送料込)

商品の詳細説明
『テレプシコーラ/舞姫』に続く、山岸凉子のバレエ最新作、刊行! バレリーナを目指す16歳の澄は、ライバルたちの言葉に、動揺する日々を送っている。「本番に弱い」というメンタルを克服しなくては、夢をつかめない。そう思った澄は、この状況から抜け出す術を考え始める。そして、心と言葉がとても密接な関係にあることに気づき…!?

著者は山岸凉子さん。
出版社は講談社。BE LOVE KCDXです。

山岸さんの作品は
クリスマスの思い出
青青の時代
白眼子
を過去記事で紹介しています。

山岸さんお得意のバレエコミックですが
今回はバレエについてのメッセージ性よりも
メンタル面に対してのスタンスが強いように感じました。
考え方の傾向とかクセみたいなものですね。

舞姫~テレプシコーラ~を読んだ時も思ったのですが
バレエとかスポーツなどのアスリート系(一部将棋のような脳味噌アスリート含む)の人たちって
本格的にプロを目指す場合のスタート地点からの逆算を考えると
確実に線引きが行われてしまう年齢があるわけで、恐ろしいジャンルだなと思います。
高2で将来がほぼ確定とか…周囲のギャップがかなり強そうでキビシイですよ。。。

なら趣味にしたらいいでしょ、って思うかもしれませんけれど
そこまでの人生でかけてきた情熱を考えると
過去の人生の意味合いまでも変えてしまいますから、ね。

(そういえば、そんな話がありましたねぇ。
「シティ・マラソンズ」の近藤史恵さんの作品
「金色の風」だ。
あーこれ好きだから今度紹介しましょうそうしましょうw
なのでこのストーリーに関しての詳しい話はComing soonということでw)

主人公の澄ちゃんは、年齢的にちょうどその岐路に立つお年頃。
かつ、仕事にできるのかそれとも趣味で留まるのか?が
難しい立ち位置にいます。
国際コンクールに出て賞を取るほどではない
けれど、国内のコンクールで賞が取れないほど未熟でもない…。

そして彼女は繊細な子なんですね。
たとえば我が強ければ誰かに何かを言われても
関係ない!と跳ね返してしまうでしょうが
それをひとつひとつ受けとめてしまう。
たとえ悪意ある軽口であっても。

自分の中にある醜さに耐えられない繊細さは
表現をするときの魅力にもなりつつ
ネガティブや穢れに弱いという弱点にもなっているのです。

ここで特徴的なのがやっぱりバレエってこと、かもです。
単純に勝ち負けが見える(結果が順位以外でも数値化される)
たとえば陸上のような競技と違って
テクニックのほかに
見たときの美しさや感動が評価の対象になります。
フィギュアスケートとかもそうですよね。

内面にあるものをちゃんと外にあらわせる・表現できることも大事な要素。
「雰囲気」という、つかみどころのないものではあっても
やっぱりそれは踊りに出てしまうはず。

多分ですけれど、そのことを澄ちゃんはちゃんと理解してるんだと思うんですよ。
たとえ表面化していなくても、これは自分の持ち味・いい部分を損なうことだと
感覚として了解している。
だから自分のネガティブさ、醜さに
ある意味過剰なまでの反応をしているんです。

そこで
自分の醜さに何度でも新鮮におののき
きれいにしよう、よくしようと思っているうち、ふとしたところから
救いのカギを手に入れるのですが
このくだりが天啓のようでね。
バレリーナじゃなくても、ここのセリフの内容をきちんと理解し
現実で実行できれば
かなりその後に変化が出るんじゃないかしらん。

『ネガティブなことを口に出すのはよくないよ、ホントになってしまうかもしれない』
というのは
スピリチュアルに限らずよく言われることですが
(そう、タイトル通り「言霊」信仰は根強いですよね。そしてかなりホントですよね)
それがいったいどうしてなのか?について
このコミックではエピソードを丁寧に重ね
非常にわかりやすく伝えてくれています。


「考えてみたら わたし心の中で念じていれば 相手に通じると思っていた…本気で?
マンガの中のテレパシーでもあるまいし 本人の耳に届くはずもない
(中略)
…ということは…?
(略)
わたしはわたしに呪いをかけていた!!
わたしはわたしを呪縛していたの?」


この恐ろしい真理たるや!

バレエや少女マンガが好きじゃない方にも
ぜひご一読をおススメしたい作品です。
もっというと、スピリチュアルを信じてても信じてなくても…ね。

受け売りじゃない表現で(←ココ重要!)
言葉の持つ力について
目を開かせてくれることと思います。

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