しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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天山の巫女ソニン 江南外伝 海竜の子

ん?あれ?
なんでコレ読んでるのに書いてないの~?
ってことで、読書の秋ですし、
ソニンの外伝、記事にしまっする。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
江南の美しく豊かな湾を統治する「海竜商会」。その有力者サヴァンを伯父にもち、何不自由なく幸せな日々を送っていた少年・クワン。ところがクワンの落とした首飾りがきっかけとなって、陰謀に巻きこまれていく。多くの人の心を引きつける江南の第二王子クワンの絶望と波乱に満ちた再生の物語。

著者は菅野雪虫さん
出版社は唖々砂(アーサ)さん
出版社は講談社です。

ソニンのシリーズは、本編の
1.黄金の燕
2.海の孔雀
3.朱烏の星
4.夢の白鷺
5.大地の翼

そして外伝の
巨山外伝
を過去記事で紹介しています。
要するに全編読んで書いておりますw


ハンサムでカコイイ江南のクワン王子。
この人もハードな過去ですが
途中までの絵にかいたようなボンボンっぷりが、たいへん「らしい」です。
なるほど、幼少ボンボンだったときのいい面の名残があって
それが国民の人気の元なわけですね。

そして、側近のセオ。
ふたり(正確にはセオの姉を含めて三人)の出会いと関係を深めていくときの
温度差やかみあわなさが
性格や生い立ちの違いをよくあらわしていて
物語に深みをだしてくれています。

巨山といい江南といい
なんで父である王様がこんな極端にアレなの?と思いますが
それが艱難辛苦となって、次世代のイエラ王女やクワン王子を育てることにもなっていて。
なんかこう皮肉だけど否定できないほろ苦さも
このシリーズの魅力のひとつなんでしょう。

巨山のイエラ王女が強い風に例えられているのに対して
江南のクワン王子は燃え上がる火になぞらえられています。
この対比もお見事。
並べた時に、違いと共通項が感じられると
非常に物語がわかりやすくなりますよね。

文章ももちろんながら
構成も素晴らしくて
このファンタジーはあらためて名作だなぁ、と思いましたよ。

どのキャラクターも
素晴らしいところと欠点をあわせもち
共存しながら自分たちの人生をつくっていきます。
非常にリアルで、泥臭い部分を擁護も卑下もせず
淡々とさらけ出しているのが
他のファンタジーとの大きな違いかも。

本編外伝あわせてたっぷり楽しめます。
未読の方は、読書の秋にチャレンジ。
既読のかたも、思い出して読みなおしはいかがでしょうか?







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