しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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床下の小人たち

先月の“空飛び猫”シリーズの中で
「人間(インゲン)」の話が出てきて懐かしかったので
読み直してみました♪


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
イギリスの古風な家の床下に住む小人の一家。暮らしに必要なものはすべて、こっそり人間から借りていましたが、ある日、その家の男の子に姿を見られてしまいますーカーネギー賞を受賞した「小人シリーズ」の第1作。小学5・6年以上。

文章はメアリー・ノートン
表紙絵はポーリン・ベインズ
挿絵はダイアナ・スタンレー
出版社は岩波書店です。

この本、ホントはもっと早く紹介する予定だったんですよね。
でも
そろそろかなーって思ってるうちにジブリのアニメ化&上映が決まっちゃって★
でもって
あー出遅れたーっと思ってるうちに日にちがたって
今度はテレビ放映されちゃいまして。

ハイ、以下は「くろいまちこ」になりますので
反転させないと読めないようにしておきますねー。

テレビで放映された「借り暮らしのアリエッティ」ですが、途中でテレビのスイッチを切って
以降は見ていません。
なんだってわざわざ日本を舞台にして
しかも病気でベッドに寝ている少年に見つけさせるんだと
そのあざとさにげんなりしました。
あの状態で見捨てて逃げたらアリエッティが完全に薄情者ですからね…★

そこまで設定変えたいんなら
ノートン作のこの作品にこだわらないで
いぬいとみこさんの「木かげの家の小人たち」だってあるじゃんよ!?
ディズニーも相当に原作をアレンジしますが
負けず劣らずいじりすぎ!
原作ファンからすると改悪じゃね?って印象の始まりかたでしたよ。
トータルの感想でなくて申し訳ないですけど
後半見る気にもならなかったのでね…。


さて。
こっちのブログでは珍しく毒を吐いたところで
本の紹介に戻りますか。

なんといってもこのシリーズは
イギリスらしいウィットに富んだディテールが素晴らしいです。
アリエッティ一家は古い大きな家に一家族だけで済んでいるのですが
昔同じ家に住んでいた他の家族についての表現に
皮肉がチクリと混ざっているあたり
とってもヒトっぽくて
ワタシなぞはおもわずニヤリとしてしまいます。

それでいて
「人間(インゲン)は借り暮らしのためにいるのだ」
なーんて言っちゃうくだりは
ちょっと猫的、ペット的な思考を思わせたりもします。
(猫ってゼッタイ飼い主のことを「自分のめんどうをみるためのイキモノ」だと思ってるよね…w)

「借り暮らし」って言葉も、英語だと「借りる」がメインだけど
日本語だと「狩り」にも通じるような。
これはまあ、偶然の産物なのかもしれないですが
気づいた人は内心オッ♪と喜んじゃう要素では?

小人と子どもの考えの足りなさにより
物語はどんどん「大丈夫?」と思うような方向に転がり
ある意味必然のまずい事態になるわけですが
それでもモノが揃うワクワク感は強くって
物欲って、満たされると楽しくなっちゃうねえ、なんて業の深いことを…。

そして
ワタシは今回読みかえすまですっかり忘れていたのですが
この本
最後の最後にもうひとひねりあるのです☆

これがまたエエッ?とひっかけられた気分になるような一言でして。
うーん、ヒトが悪いなあ
と思いつつ
ここの曖昧さもまた
この作品の人気のもとなんだろうなあと感心しきり。

読んで面白かったと思えば
シリーズの続きも読めますし
日本版の借り暮らし、いぬいとみこ作品の「木かげの家の小人たち」
と、その続編とか

古ーいコミックなので入手は難しいかもですが

小沢真理作品の「ルウルウはちいさなともだち」なんていうのもありますので
それらを探して読んでみるとか。

ちょっとズレるかもしれませんけど
佐藤さとるさんの「コロボックルシリーズ」
リュードべりの「トムテ」
グリムの「こびとのくつや」
などなども小人系のお話ですよね。
スライドしながらの読書もいと楽し♪かと。

そんな感じで
原型になる作品って、やっぱすごいのね…と
しみじみ味わいながら読める作品でした。
個人的には
ひとつジブリとは切り離してお読みください!

しつこく言い切って紹介を終わりたいと思いますf(^△^;




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