しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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美女と野獣

何を紹介しようか迷ったあげく、宇野さんつながりの絵本にしました。


内容(「MARC」データベースより)
愛してしまったから。本気で、愛したから。誰かを本当に深く愛したものだけが知る、孤独と悲しみ。ジャン・コクトーの「美女と野獣」をもとに、宇野亜喜良が脚本・芸術監督をつとめた舞台の絵本化。

ジャンヌ・マリー・ルブランス・ド・ボーモン(ボーモン夫人)原作
宇野亜喜良作
出版社はアートン
です。

宇野さんの作品は
『バラの絵本(そだててあそぼう)』
せむしの子馬
を過去記事で紹介しています。


さてさて、宇野さんの本で探したのか
はたまた美女と野獣で探したのか?
例によって記憶は定かではないのですが、おそらく前者でしょう。
絵本に向いた作品だっけ?と思いつつ読んでみましたらば
なるほどかなりアレンジが入っておりました。
よく読んでみると「美女と野獣」を宇野さんが舞台化。その台本を絵本にしたのだそうです。
あとがきには主演女優さんの写真もありました。
ふむふむ、たしかにベルっぽい雰囲気の美人さんでしたねえ。

舞台の絵本化って、誰かのを読んだことがあるような…?
センダックか!とひとり納得。
絵本と舞台というのはマッチする媒体ですね。
絵本の見開きと舞台ってとってもつながる気が。

でもって
芝居がかってる絵本って
独特のアクみたいなのがあって
似合う作家さんが作ると雰囲気が濃ゆくなって更にイイカンジで読めます。
宇野さんはそういうけれん味がおありですから
この方独特の世界がたっぷり堪能できるわけなのです。

原作はボーモン夫人で
コクトーのテイストをコラージュだそうなんですが
寺山修司さんのお芝居のイメージもダブります。舞台を見たこともないのに不思議ではありますが
本や舞台の写真などを見ているので
それらに共通する何かを強く感じるのです。
(同じ出版社から宇野&寺山のカップリングの作品も出ています。
読むかどうかは未定ですが
どハマりなんであろうということは予想がつきます)

写実なイラストもあれば
ファッションテイストなイラストもあり
舞台のイメージを描きとめたようなイラストもありで
バラエティに富んでいます。
テイストが違っても描き手がひとりなので
当然、違和感はなく
万華鏡のようというか
合わせ鏡の奥に見える模様というか。
バラバラのようで実は多層になっているような分裂と統一が一緒に味わえて
安心感も不安感も両方あって。
バランスのいいアンバランスさ、という表現で伝わるでしょうか?

単純に趣味の絵本なのかもしれませんが
原作をまず一度読んだ後で
バリエーションとしてこういうふうにも表現できるんですよ、
と伝えてあげたいような作品でした。






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