しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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宝島 愛蔵版世界の名作絵本




【内容情報】(「BOOK」データベースより)
12月のある夕べ、ひとりの女性灯台守が砂浜に打ちあげられた1冊の古い本を見つける。表紙の金文字はほとんど消え、本文はかびだらけで読めなかった。しかし挿絵のページだけはどうにか残っていた…突然、絵はつぎつぎに動きだす。そして、作品の中の人物たちが、灯台守の若い女性に、信じられないような話を語りはじめるではないか!頬に刀傷のあるビリー・ボーンズ、トレローニ卿、ベン・ガン、勇敢な見習い水夫のジム・ホーキンズ、松葉杖の海賊のっぽのジョン・シルヴァー、その全員が、あの残忍なフリント船長の宝を発見することを夢見ていた…。

原作はロバート・ルイス・スティーブンソン
翻案はクレール・ユバック
絵はフランソワ・ロカ
出版社は小峰書店です。

このシリーズは
「ジキル博士とハイド氏」
を過去記事で紹介しています。


「ジキル博士とハイド氏」で
「『宝島』のスティーブンソン」と書紹介しておきながら
えらい時間がたってしまいましたが…★

そう、そのスティーブンソンの代表作です。
「あしながおじさん」はじめ、いろんな名作にちらちらと名前や作品名が出てくるのでございますよ。

でもって
だいたいのあらすじとか、なんとなくなストーリーをご存知の方もいっぱいいると思うんですが
はてさて、それはどこから仕入れた内容ぞや?

こういう名作について書くときに
気になるのはそのあたりです。

ワタシの年代はダイジェスト版全盛期でしたので
抄訳の全集がそれなりの数出ていまして
年代によってある程度長さの違う抄訳を選べました。
今もそれくらいバラエティに富んだ本が出ているのかしら。
Amazonで検索した範囲だと、岩波少年文庫くらいしか見当たらないけれど…
しかも、隣に出てきたアニメのDVDって、ワタシが子どものころに見たやつっぽいぞ★
2年前の映画のDVDがイチバン新しいのか…な?

本を読めなかったからといって困ることはない、かもしれないけれど
海外の作品とか、あと、今ならゲーム系とかかしらん
古典の名作を下敷きにしているから、知ってたらその分さらに楽しめることがありますのでね。
知っているのに越したことはないと思うわけです。

なので
こんなふうに絵本にして読みやすくなっている作品が出るのは大賛成!

でもって、この絵本は
抄訳、というより再構築という趣ですね。
とある女性のもとに、作品の中から登場人物たちが夜毎あらわれて
本の内容を語るという
ちょっと千夜一夜ふうな構成になっています。
(ほらね?こういうときに例えに出てきちゃったりするんですよ、古典って。
というのは蛇足ですがw)

テンポもいいですし、上手に区切られているので
一回で読めなくても
章の区切りでストップして、また次の日に続きを…というのがしやすい
とっても親切な本です♪

絵のほうは…
んんん?「ジキル博士~」とは別の人、だよね?と思いました。
なんかこう、雰囲気が似ているんだなあ。

どちらも夜の物語、って感じで
暗いトーンだからそのせいでしょうか。
時代に沿った服装や背景で
リアルに描いているはずなのに
なんかどこか遠いというか
ちょっと浮世離れしていて
物語の絵らしい非現実さが強いんですよねー。

夜毎の物語なのと
動きがあるようでいて、静止画のような
切り取ったポーズの絵なのが関係あるのかも?

個人的には、中表紙の絵とか
章ごとのタイトルの下の小さなカットが
挿絵と同じくらいお気に入りです。
モノクロなのに存在感あるんですよ~^^

文章があって
どの見開きにもちゃんと挿絵が入っていて
どんどん緊迫していくので
読む方にも力が入ります。

そして物語の最後に。
原作にはありえないオチがw
このユーモアのおかげで
作品の印象がぐっと強くなります。
たぶん
この絵本について語り合う人はたいてい話のどこかで
「あの○○がウケたよね~」

1回くらい言うと思いますよ。

ネタバレしたいところですが
それをやっちゃうと
読んだ時の楽しさが半減どころではなくなりそうですので
これはやっぱり読んだ方のお楽しみにとっておきましょう。

どうぞ機会を見つけて
一度手にとって見てください。
陰鬱なカバーやイラストをひっくり返す秀逸な構成に
きっと笑っていただけることと思います♪



















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