しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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銅版画家の仕事場

今日はエッセイ風の絵本をご紹介します。


内容(「BOOK」データベースより)
ぼくは、こどもだったころ、冬になると銅版画家であるおじいさんのところによばれて、年に一度のスタジオセールのお手伝いをした。少年とその祖父を案内役に、絵を描き、原画を彫り、プリントする手順について、わかりやすく説明した絵本。

著者はアーサー・ガイサート
出版社はBL出版です。

ガイサート作品は
「ミステリー おいしい博物館盗難事件」
「ノアの箱舟」
「洪水のあとで」
を過去記事で紹介しています。


上記の本を紹介するときに
絵の手法がエッチングです、ということを書いたと思うのですが
そのエッチングとはどんなものか?が
この絵本でわかります。

最初にエッチングを刷るところから色塗りをして絵として完成させるまでの様子を物語として見せてくれて
後でエッチングの版の作り方を解説。
順序としては逆回しに近いですね。しかしこれがわかりやすくてイイのです。
だって、そもそもの最初で
「紙を水で濡らすんですって?」と
ギョッとしますから
どうなるか続きを読まずにはいられないわけですよw
(あ、水分はあとで吸い取り紙を使って取っています。
それにしても、大きなサイズの吸い取り紙もあるんですねー。いや、吸い取り紙なんて使ったことないので
フツーのサイズがどれくらいかもわかってないんですけど)

サラッと描いているけれど
大判のエッチングなので、プレスするのとか力も必要そうです。
もちろん前段階では見極めにも神経を使っていますしね。
繊細で手間も時間もかかる作業を、おじいちゃんと孫の息の合ったコンビで
楽しげしているのが
微笑ましくてステキなんです。

そして
なんといってもスゴイのが
この絵本の絵もエッチングということ!
手法と版の作りかたがわかってから
絵本を読みなおすと
手描きの絵から版を起こして…という
この何段階もの手作業を経て
これらの絵を作っているの?と
なんかこう、クラクラしてきますw

ちなみに
エッチングの絵でエッチングの作りかたを見せてもらう
というのもワタシのツボでしたね。
なんか、入れ子っぽいというか箱をあけたらまた箱が!みたいな。
そういうのけっこう好きなんですよ^^
難をいうと、凸と凹がちょっとわかりにくいところあり、でした。
小さめの絵を並べて説明を1見開きでしてくれているのですが
もうちょっとページとかスペースをとって、絵と写真を一緒に組み合わせて見せてくれたら
サイコーにわかりやすかったのになー
とか贅沢なことを考えたり。

大きな絵もちまちました絵も
とにかくいっぱいなので
絵を堪能するのにとーってもイイ本です。
(こっそり書くと
ワタシですね
ガイサートさんの絵を美しいと思ってはいないのです。

どうにも惹かれちゃうんですね。
ハンサムじゃないけどなんかよくない?あの男性、みたいな感じ?
にじみ出るあったかさにヤラれちゃってるんでしょう、きっと)

季節も選ばないし
読むタイミングもいつだってオッケー。
ふと気になったときに
なんとなく手にとって
パラパラっと見る絵本です。
きっとその時によって
長い時間眺めるページは違ってくるんだろうな。
じっくり何度も繰り返し楽しむのが
この作品に一番似合う読み方ではないかと思います♪
















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