しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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P.L.トラヴァース

【映画】ウォルト・ディズニーの約束を観たときに
伝記とか出てるんだっけ?と思いました。
映画の記事はその1その2の2回にわたって記事を書いています。


内容(「MARC」データベースより)
「メアリー・ポピンズ」シリーズで知られるトラヴァースの生涯、作品の特徴をわかりやすく解説。彼女がお手伝いをしたという「神話と詩の家」を、結びつけを行いながら探っていく。英文で作品の一部が鑑賞できる。

著者は森恵子さん
出版社はKTC中央出版です。

トラヴァース作品は
『風にのってきたメアリー・ポピンズ』
『帰ってきたメアリー・ポピンズ』
『とびらをあけるメアリー・ポピンズ』
を紹介しております。


さてと、どこからはじめましょうかね。

トラヴァース夫人は自分のことはあまり語らなかったそうでして
そのことが本書の中でも繰り返し書かれています。

こうやって評伝を読んでいくと
映画の繊細なイメージからけっこう離れてしまいますねw
弱いのを必死で鎧って声を大きくしていた、みたいなイメージがある演技でしたが
本を読んでみると、実際のところは
かなりタフな女性だったのでは?と想像します。
映画と本のメアリー・ポピンズの違いみたいw

女優としてスタートした後、文章でも身を立てるようになり
やがて文章ひとつで生活。
一生未婚をとおす。
周囲に流されていてはできない生涯をおくった
強いかたのようにお見うけします。

意外だったのは
かなり精神的…というか
もうはっきり書いてしまうとスピリチュアルな方たちとの交流が強かったこと。

書きものをするうえでのメンター(師匠)というより
思考的というか生きる方針というか
まあ、宗教も絡むのかな
そんな感じでの薫陶を受けていたようです。
小さい頃に、現実的な大人からすればかなりの夢見がちで
それこそおとぎ話の妖精を信じ、その世界を生きて
メアリー・ポピンズというかたちに書き表したかたですから
さもありなん、と、わたしは読みました。


いいなーと思ったのは
彼女はその思考を
読み手であるワタシ達におしつけません。
むしろ
ファンタジーの世界に関しては
「ある(体現する)のにない(本当とは認めない)」の姿勢を
作中でも一貫して子どもたちに伝えています。

これは
だれもが(メアリー・ポピンズのように)一生おとぎの世界で生きられるわけではないのだ
とワタシは読んでいますが
というトラヴァース夫人の姿勢なのか
それともワタシの深読みなのかは不明です。

評伝を読んで、作品を考えると
ますますトラヴァース夫人とメアリー・ポピンズが重なりますね。

少ない資料から読み解く人生と
作品に関する小論(ここには未翻訳の作品についても少し触れられています)
そして
翻訳されておらず、けれどトラヴァース夫人の思考を知るのにとても役立つ
改編の文章や、講演が英文で掲載されています…。
(これがあるためだと思いますが、この本縦書きではなく横書きです。
英文を多数引用しているので、縦書きでは読みにくくなるという判断もあるでしょう。
ワタシは横書きの本あまりトクイではありませんが
この本に関しては横に文章を追っていくのもそれほど気になりませんでした

チラ裏オマケ話)

翻訳の許可が下りなかったのか
それともなにか理由があったのか?
わかりませんが、英語がヨワイわたしにとって
このハードルは高い★
最後の英文は挫折しました。
コレが読めたら、もっと理解が深まると思うんだけどなあ。

映画上映でトラヴァース夫人とその作品にも
きっとスポットが当たるはず!
巻末の英文が翻訳される日を待ち望むことにいたします。


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