しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

サボテンの花(『我らが隣人の犯罪』収録作品)

時期的には春先に紹介するのがよい作品なのはわかっているんですが
ふと思い出して読み返したらなつかしくてたまらなくちゃいまして…^^
思い返せば宮部さん作品とのファーストコンタクトがこの本でした。感慨深いですな。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
僕は三田村誠。中学1年。父と母そして妹の智子の4人家族だ。僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを“誘拐”したのだが…。表題作以下5篇収録。

著者は宮部みゆきさん
出版社は文藝春秋社。文春文庫です。

宮部さんの作品は
『女の首』
『悪い本』
『チヨ子』
を過去記事で紹介しています。


宮部さんはとにかく作品内容の幅が広いのですが
この本がデビュー作。この方の一番基本になる濃いエッセンスがつまっているのでは?

勝手に思っています。
本が出版されてから…もう24年?
成人式をとっくに過ぎたお話でしたか。その割には古びてないような。
基本的にはウォーミングで、コミカルな要素やピリッとした皮肉などが練り込んである
マーブルパンみたいな作品群。
その中でもワタシの一番のお気に入りが『サボテンの花』です。

とある小学校の
教頭先生と、卒業間近の6年生の物語。
軽いミステリ仕掛け、トラップが超能力でして
どちらも大好きなので、当時も今もニヤニヤ読んでいます。

さすがにね
イイ年になってから読みかえすと
教頭先生が特定のひとクラスだけとこんなに仲良くて大丈夫?
とか
この濃い交流の理由をもう少しツッコんでほしいような
とか
いらんこと考えたりもしますけどね。
でもそれ
いらん事だよなー

ストーリーの楽しさを味わうために
些事は横に置いてしまうのですwww

どこが好きかって以下はげしくネタバレのため一応反転。
テキーラをリュウゼツランから作っちゃうというアイデアの斬新さと
それが
教頭先生の夢『この世に一つしかない酒。そんなものがもしあるなら、飲んでみたい』
を叶えるためだってのがもうね。

泣きそうにエエ話やぁ~~~!と。

美味しいのかな?と気になったのもポイント高いんですけどねw

キャラもいいんですよ。
教頭先生だけでなく、クラスの代表的な子たちとか
大学生のお兄さんとか
神経質な担任まで、めっちゃ雰囲気が浮かびます。
描写が巧みですねえ^^

Wikiで知りましたが、ドラマ化や舞台化もされたんですね。
それならこの際、どこかの出版社さんで児童書化してくださいませんかしら。
この作品と、それから一緒に収録されている『この子誰の子』は
どちらも児童書向けっぽい気がします。
1話1作で2冊作って、
ミステリ児童書作品にすると
かなりイイ感じになると思うんですが~。
春に2冊同時刊行、とかで読んでみたいなあ♪

ネタバレすると、ガッカリしちゃいそうな気がして
あまり突っ込んで書けないのが残念ですが
この短編集、他の話もそれぞれ面白いので
未読の方にはぜひ一度読んでいただきたいです~♡







関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://honwagohan.blog19.fc2.com/tb.php/1562-94f5e55d
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。