しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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鼎談『やっぱり文庫が好き!』(季刊誌『考える人』2014年夏号収録)

はい。『考える人』の特集、第2弾でございます^^
本日の紹介は、文庫特集の角田光代さん、坪内祐三さん、祖父江慎さんの鼎談記事です♪


内容紹介
誰でも一度は手にしたことのある「文庫本」。
いつ、誰が、どのように、この形を生みだしたのでしょうか。起源はどうやら、ルネッサンスの花開くヴェネツィアのある人物に行きつくようです。貴族や知識層がその権威と財力を誇るためのシンボルだった本がなぜ小さくなったのか――。
一方、わが国独自の和本文化のなかにも文庫本につながる流れはありました。
新潮文庫創刊100年の記念すべき年に、ハンディで安価な小型本が人間の知的世界に及ぼした影響をたどってみませんか。
お気に入りの一冊が違って見えてくるかもしれません。



文庫に限らず、本の扱いや意識・知識は人それぞれ、というのは知っていたつもりなのですが
この対談であらためて
うはー、スゴ★ 

何度も思いましたw

マテリアルでいったら紙に印刷に版面に
スピリチュアルでいったら読む場所・国に読むシチュエーションに時代性まで
いやもうとにかく語る語る。

度肝を抜かれたのは祖父江さんのお話。
ブログかツイッターで書いた気がしますが
木のぼりしながら読むために、文庫本をばらして持っていらしたのだとか。
(あ、ネタバレになるので白抜きにしました。気になる方は反転させて読んでくださいね♪)
そのほかにも
余白の大きい文庫本をカットして小さくしていらした
とか
そのカスタマイズっぷりにビックリ!
あと名言
(学生時代の時代)「文字情報が多いというのは、すごい魅力だった。今でいう携帯のメモリが多いのと同じですね。」
って、なんですかこの秀逸すぎるたとえは!!!

一方で
この作家はこの書体とこの組み方がいい
という細部まで好みがハッキリしていて
好きな1作品はありえないくらいの種類揃えていらしたり。

本という完成品を愛でるのに
読むために自分に合わせて形を変えることに対してなんら違和感を感じない
純粋な素材として見て、扱っている。
このこだわりのなさというか、枠のなさが
素晴らしいブックデザイナーである所以なんでしょうね。
いやもう、自分のアタマのカタさに気づかせていただきありがとうございますな勢いで
固定観念を覆されました。ハイ。
おかげで他のおふたりの印象がめっきり薄く…(すみません★)

病気のときに正岡子規は今度やってみようかしらと思ったり。
(あ、ワタシ
ストレスMAXのときに『イワン・デニーソヴィッチの一日』を読んでしのいでたことがありましたわ。
あの淡々とした過ごし方は、いまでも憧れです。シブいよ、イワン!)

夏はたいていの書店さんが文庫フェスをしていますのでね
『考える人』の特集を読んで
それから店頭で「どこの出版社の文庫がイイかなー♡」なんて見比べるのも楽しそうです。

文庫ごとの違いは、この鼎談でも語られていますが
同書の別記事『目においしい書体味くらべ』で、実際に見比べることができて
非常~にオトクな気分になれます。
なんたって、見較べ用の文章が宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』ですぜ。

濃ゆくてナイスな記事がたくさんのこの号は
近日中にあと1記事くらいアップしそうな気がします~。
おつきあいいただけましたら嬉しいです^^






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