しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

夏のルール

「ルールは守ること。意味のわからないルールなら、なおさら」
裏表紙の言葉です。守って今月も21記事目、更新いたします。


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
きょうだいがいる人もいない人も大人も子供もみんなの心にじん、と残る『アライバル』『遠い町から来た話』のショーン・タンが描くあたらしい夏のものがたり。

著者は書いてますね。
出版社は河出書房新社です。
好きな作家なのでカテゴリも独立しています。ご興味おありの方は、サイドバーからどうぞご覧ください。



新作、キター!
ってことでさっそく読みました♪

…しまった★
未読の『遠い町から来た話』が関連している模様です。
うーん、好き好きいうんだから順番どおりちゃんと読んどけよ、ってことでしょうか。


しかたないので、『遠い町~』は後日読むとしてw

この『夏のルール』は
兄弟ふたりが過ごした去年の夏の物語。
守らなければいけないルールを短い文章で訥々とつづり
それを挿絵が具体的に解説する、という感じ。

ショーン・タンらしい
どことも知れず、現実とも非現実ともつかぬ世界観で
あやふやなはずなのに、どっしりとした骨太な質感がぐいぐいと迫ってきます。
最初のふたりの場面が
昭和の日本の地方都市、みたいな雰囲気で
すっかりココロをわしづかみにされました。

世界には彼らと、不思議な生き物たちだけ。
オトナどころか他の人間も誰ひとり登場しません。

そういう世界なのか、それとも彼らの空想なのか?
空想っぽいよねーと最後の場面で思うのですが
それにしてもやっぱり家に他の人(というかオトナ)がいないあたり
なんともうすら寒い奇妙さが漂っています。
この不安感なんとかしてー、と思わないでもないのですが
迫力と不安感の抱き合わせが大きな魅力でもあるので、
ここはもう文句をいうより自分の感覚をゆだねちゃった方がいいみたい。

その淋しさを埋め合わせるかのように
生き物たちが元気いっぱいで動き回っています。
どこかで見たことあるような…
後で『鳥の王さま』と突き合わせなくっちゃw
個人的には鳥が好みですが
パレードをしてる生き物たちも片っぱしからかわいくて悶絶しそうです。
次の見開きのイチゴは完璧!としか言いようのないくらいの色つやですしね。
この絵本、ショーン・タン作品には珍しく、リアルな食べものが登場していまして
どれもこれもツヤッツヤのピッカピカで美味しそうです(季節感はちょっと無視されてますけど)。

ちょっと失敗したり
ケンカしたり
仲直りしたり
男の子の兄弟って、確かにこんな感じだよねー

兄弟仲を微笑ましく見ているうちに
どうやら夏が確実に過ぎていったようです。

物語最後のルールは
「夏の最後の一日を見逃さないこと」

8月が9月になったからといって
もう秋だなんて決められませんが
最後の一日は、確実に近づいています。
今日かしら、明日かしら。
見逃さないように、大事に愛おしんで日々を過ごさなくっちゃなー

忘れがちな毎日のかけがえのなさを
思い出させていただきました。




関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://honwagohan.blog19.fc2.com/tb.php/1630-a696b596
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。