しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

アフリカの森の日々 わたしの愛したチンパンジー

写真絵本と自伝的エッセイと動物行動学が一緒になったような作品でした。


内容(「MARC」データベースより)
チンパンジー研究の第一人者グドール博士の、40年に及ぶタンザニアでの日々を綴った一冊。女性ならではの細やかな感性と観察眼でチンパンジーを通して生命の尊さを訴える。

著者はジェーン・グドール
出版社はBL出版です。



そもそも最初は、この方の事を書いた伝記絵本を読んだのです。
面白かったのですが、やはり絵本だと詳しいことがわからないよね、と思っていたら
巻末にこの本の事が書いてあって、では読んでみましょうかと。

本の現物を見てビックリ。
絵本!?
いえいえ、違うんですけどね。でもサイズはまるっきり大判の絵本です。

開いてみると、写真のないページがほとんどないくらい写真がいっぱいでした。
これはたしかに絵本タイプの版型のほうが見栄えします。
ページ数も80ページですし、カテゴライズが難しくなっても、この版型は正解と思います。BL出版さんの英断ですね。

文章は自伝的エッセイから始まり、やがてチンパンジーの生態についての話になっていきます。
なるほど自分について語りたいのではなく、チンパンジーについて語るのが主なんですね。
でも、いきなりチンパンジーの話を始めてもピンと来ないかもしれないので
本を書いた自分はこんな人間で、こんなふうに観察を始めたのですよ、という紹介のために
自伝的エッセイでスタートした模様。
このあたり、ちゃんと理解してから読まないと
流れについていけなくて戸惑いそうです。

また、文章の流れとして、自分のことを書いてからチンパンジーの話にうつっているので
チンパンジーについて、「彼」「彼女」「男性」「女性」と表現しているのを読むたびに、一瞬のためらいが。
グドールさんにとっては人と同じ扱いで何の違和感も感じないのでしょう。
が、
読み手にとってはチンパンジーはまだまだ動物です。
脳内変換がスムーズにできるには多少タイムラグがあるでしょうし、抵抗感も感じるかもしれません。
内容のうつりかわりとともに、このあたりも留意したほうがよさそうですね。
要するに同じタイミングで「あれ?」と感じるポイントが重なりますので
2章のはじめだけ、ちょっと気になるかもよ、ってことです。

しかし、読み進める楽しさといえば
なんといってもいい写真がいっぱいなところ。

サルはキライとは言いませんが、それほど夢中にはなりません。
そのワタシがかわいいねえ、ステキだねえと思う写真ばかり。
チンパンジーの愛らしさが最大限に伝わり、それでいて自然な様子で
彼らの生活形態がわかる秀逸な写真揃いです。
ページ数、写真の数等考えあわせると、相当の高クオリティ。
チンパンジーちょっと好き、って方なら、写真集として十分以上に楽しめることでしょう。
しかも、彼らの生態についてわかりやすく説明してくれていますので、入門編としてもナイスな内容。
この本読んだ後で動物園に行ったら、チンパンジーの柵のそばにいる時間がグッと長くなりそうです^^

チンパンジーの生態や、観察すること、その注意点について
また
人がチンパンジーとかかわることについての弊害なども
さらりとですがきちんと書いてあり、丁寧な内容です。

子どもが読むなら、小学校中学年くらいかしら。
絵本サイズですが、児童書扱いと思った方がよさそう。
ルビも多少ふられています。このあたり、絵本の出版社らしい配慮でうれしいですね。
読むもよし、眺めるもよし。
チンパンジー一色の豊かな色合いの一冊でございました。
本にも、著者にも、ご興味お持ちいただけましたら嬉しいです♪










関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://honwagohan.blog19.fc2.com/tb.php/1633-cd6d99d9
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。