しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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ワシとミソサザイ

ジェーン・グドール祭りなうw


内容(「MARC」データベースより)
むかしむかし。鳥たちが集まって、言い争いをしました。一番高く飛べるのはだれか、というのです。そこで、鳥たちは高く飛ぶ競争をすることになりました。競争の結果、一番高く飛んだ鳥は…。

再話:ジェーン・グドール
絵:アレキサンダー・ライヒシュタイン
出版社:さ・え・ら書房(2001年4月)

グドールの著書は『アフリカの森の日々』を過去記事で紹介しています。





ああ~、この本好きだ~
っと、読了前にしみじみ感じました。

ネタバレになるので反転しますが
鳥の飛べる高さ比べの話であり、知恵比べのようにもなるという物語の流れは
十二支の話ととてもダブるんです。牛の背中にネズミが乗っていたあの話。


で、元ネタと同じなのかな?って読み進めると
ち が う!
あのお話でワタシがちょっともにょっちゃうところが、こんなにクリアに鮮やかに解決されている!
すごいよ、ミソサザイ!ステキだよ♡
『ミソサザイはわらいました――ミソサザイは、とても小さい鳥でしたから、それは小さなわらいごえでした。』
という一文がもうツボすぎてたまりません…。

クライマックスの部分から話を始めてしまいましたが、
展開の側面がひとつひとつユーモアや優しさに満ちていて、読んでいてとても心地よいです。
すぐに降りてしまった鳥たちをダチョウが迎えて言葉をかける場面もお気に入り。
短いけれど彼の言葉は説得力と信頼感に溢れているんです。

そんな安心感あふれる文章の世界をさらに広げているのが挿絵です。
空も緑も薄めの柔らかな色合いで、澄んだ空気が伝わってくるよう。
鳥たちが飛び立つ場面では、羽音が聞こえそうなにぎやかさで
なによりも、空から見た地上の美しいこと。
以前、杉浦日向子作品『百日紅』で、
北斎が英泉に絵のバランス(地面と空の比率の違い)について語る場面を読んだとき
「空を飛ぶ鳥から見ると、地面が9で空は1だ」(8対2だったかも?コミックス見つからず、うろ覚えでスミマセン★)
とあるのを読んで、そんな景色を見てみたいものだと思っていましたが
この絵本で鮮やかに見せていただきました。

すべての漢字にルビがふってあるので、小学年低学年でも自分で読むことができるでしょうし
読み聞かせなら入学前でも大丈夫。
残念ながら、書店ではいまちょっと入手できないようですが
図書館で見かけたら手にとってご覧ください。
ぜひたくさんの人に読んでいただきたい大おススメの作品。
集団読み聞かせにも向いていると思います!
読んでみたかたから、子どもたちの感想や反応を聞けるチャンスがあったらうれしいなあ~^^

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