しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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ふたりはいつも

先日ご紹介した、『ふたりはともだち』のシリーズです♪
(↑の記事内で、収録作品の「おてがみ」について「泣いちゃうタイプのお話」と書いたことについて
その後つらつら考えましたので、チラ裏ですが記事に追記しております)



著者:アーノルド・ローベル
出版社:文化出版局

アーノルド・ローベルの作品は
このシリーズのほか、
『わたしの庭のバラの花』
『どろんここぶた』
を過去記事で紹介しています。



寒い時期のお話が多く収録されていますので、今回はこの作品を。
「そりすべり」「そこの かどまで」「アイスクリーム」「おちば」「クリスマス・イブ」
の5編が収録されています。

ゴンチチのおふたりになぞらえて読むと楽しさ倍!なのは前回の記事にも書きました。
そう思って読むと、
「そりすべり」で(実際はちょっと違うよねー、というのも含めて)最高にニヤニヤするのですが、
他のファンの方はいかがでしょうか。

雪の時期から春、夏、秋、そしてまた冬と1年くるっとめぐる間
それぞれの季節ごとにゆるやかに、豊かにすごしているがまくんとかえるくんの生活がいいですねえ。
ちょっと心配性のがまくんとおっとりしたかえるくんは本当にいいコンビ。
なにより、おたがいが大事で大好きな気持ちがよくあらわれている
「おちば」のお話なんて最高ですよ!
(がまくんとかえるくんが冬眠しなくてもいいのかしら?ってのはさておいて、ねw)

この「おちば」、季節的に今紹介してもおかしくないので、ストーリー含めて書いちゃいます。
未読でネタバレがイヤな方は、少し間をあけますので読まないでくださいね~。








秋に木から葉っぱが落ちて、庭じゅうがたーっぷりの落ち葉でうまっています。
かえるくんが「がまくんの庭の落ち葉をかきあつめておいてあげよう」と思った同じタイミングで
がまくんも「かえるくんの庭の落ち葉をかきあつめてあげよう」と思いたち
ふたりは相手の家へ熊手を持って出かけます。
使う道が違うので、会うことなく相手の家へ行って落ち葉あつめを。
きっと(かえるくんが)(がまくんが)喜ぶだろうなー」と思いながら帰宅。
じつはその後風が吹いて、集めた落ち葉はまた庭に散ってしまい
それぞれ帰ったふたりは自分の庭を見て「明日は自分の庭の落ち葉をあつめなくちゃね」と思うのですが
でも、相手の庭は綺麗だと信じて疑わず、幸せにお布団に入りました…というお話。

いやー、らぶらぶです。
恋愛的要素はいっこもありませんが、このふたりの仲のよさを表現するにはらぶらぶとしか言いようがないw
(ここはぜひカタカナではなくひらがなで「らぶらぶ」としてください)
自分の庭より先に相手の庭!
綺麗な庭を見て「よろこぶぞ」と満足して帰る。よく眠れる。
心の傾けかたがねー、もうたまらんです。

この日の落ち葉あつめについて、たとえば後日相手にそのことをわざわざ言うかどうか?
わからないですねー。
たぶんこのふたりの間では、言うほどのことでもなければ、
隠さなければならないほど大げさでもない出来事でしょうから。
話のタネにふっと口から出て、お互いにあれ?ってなって
なーんだって笑いあうかもしれない。
そんな
物語に書かれない風景まで想像させてくれます。

いいお話って、そういう側面があるんですよね。
書かれてない後日を空想させてくれる…
それはとりもなおさず、現実と同じくらいのリアリティがあって
物語が『開いている』ってこと。
本の中だけの『閉じた』世界ではないんです。

そして
物語にリアリティを感じるということは
自分たちの現実にも、こんなふうにすてきな関係が起きるだろうって
信じさせてもくれるんです。
そういう意味でも
このシリーズはおすすめしたいよなーっと思ったのでした♪



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