しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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【DVD】ディズニー映画の名曲を作った兄弟:シャーマン・ブラザーズ

映画「ウォルト・ディズニーの約束」を観たときに、ちょっと気になっていたふたり。
映画音楽を担当していたふたりはご兄弟だったんですかー
と、知ったところでDVDも発見し、観てみましたの。


ディズニー・スタジオ ムービーストア作成You tube動画ページ概要よりコピペ
「本作は、『メリー・ポピンズ』『くまのプーさん』『ジャングル・ブック』「イッツ・ア­・スモールワールド」などディズニーの映画やテーマパークの数々の名曲を作り、アカデ­ミー賞(R)、グラミー賞など数々の賞を受賞した伝説の音楽家シャーマン兄弟の生涯を­描いたドキュメンタリー映画です。作詞家の兄ロバート、作曲家の弟リチャードの兄弟は­どのようにして数々の名曲を作り、称賛されるようになったのか。彼らの生まれから近年­まで、シャーマン兄弟自らが振返るとともに、数々の著名人の証言、当時の貴重な映像や­音楽を使い、この映画は製作されました。 監督・製作も彼らの息子たちが担当しています。 ジュリー・アンドリュースやジョン・ラセター、ジョン・ウィリアムズ、アラン・メンケ­ンなどシャーマン兄弟と仕事をした様々なスタッフ・キャストの証言や、シャーマン兄弟­にアカデミー賞をもたらした映画「メリー・ポピンズ」での製作秘話、ウォルト・ディズ­ニーとの思い出など、貴重な映像を使って構成されており、見どころが満載。名曲誕生に­隠されたエピソードを、リアルなドキュメンタリー映像とともにお楽しみください。」

ちなみに映画の感想は こちら(雑感) と こちら(役者感想など) で2回に分けて記事を書いています。

ワタシ、過去記事でね
『ディズニースタジオの面々が音楽を作り上げる場面は
ホントにこんな感じだったんだろうなーと
リアリティたっぷり。』
と書いていたのですが
実際はどうだったのかしら?



写真とインタビュー映像で構成されている、スタンダードなドキュメンタリー映画です。
なんと、製作はそれぞれの息子であるジェフリー・シャーマンとグレゴリー・シャーマン。
両家の家族は長らく交流がなかったそうですから
この作品によって、いろいろな絶えていた部分がつながったりしているのかも、ですね。

当人たちだけでなく、周囲で一緒に製作をしていた人や
映画に出た俳優・女優さんたちも多数。
ワタシはあまりディズニーに詳しくないのですが
ディズニーファンなら、このインタビュイーたちは「この人も!?」な感じで大喜びするのではないかしら。
もちろん、『メアリー・ポピンズ』の話も出てくるし、トラヴァース夫人の写真や声、イラストなども見聞きできます。
原作ファンもきっと楽しめると思うー♪

ご当人たちへのインタビューも製作当時に複数回されているようですね。
服装がときどき変わっているので
あ、違うときのなのね、と。
兄弟の話を交互に聞くうち「ここも質問したい」ということがでてきたのかな?
きめ細かなインタビュー内容です。

(ちなみに、Wikiでは兄弟についての記事はこのように書かれています。
兄・ロバートの記述はこちらです。お亡くなりになってたんですね…。
弟・リチャードについては日本語記事がないようです。残念)

映画によりますと、
マスコミに見せている「表」の部分と、見せていない「裏」の(というか、実際の)部分があったようです。

兄弟で音楽を作る、仲がいいのね…と思うのが、まあ、一般的な感想ですよね。
ワタシもそう思ってました。

実のところは、作品を作る上でぶつかることも多々あり(というよりも、ぶつかるのが当たり前)だったみたいです。
過去のフィルムで、ケンカが始まりそうになり「おい、インタビュー中だぞ」というひとコマも見られますw
兄弟だから遠慮もへったくれもなかったみたい。
彼らはディズニーで人気作品を多数送りだしているため
過去映像が豊富なのです。
映画会社で働いているということはこういうメリットもあるわけね。うんうん、スゴイスゴイ。

対外的には『仲良し兄弟』のイメージをちゃんとアピールしていたみたいですよ。
あんまり近寄るとケンカになってイメージダウンするから、撮影時は並んで、他のときは別々で…というのが
一番もめ事を起こさない、彼らなりのスタンスだったんじゃないのかなー、と思いました。

そんなふたりがどうして組んで音楽活動をしていたのか?
予告編の映像でも語られていますね。ふたりの父の提案です。
やはり音楽を仕事にしていた父が、ふたりで組んで音楽を作ることをすすめ
デビュー後、トラブルを起こしそうになったときは「業界が理解できないならやめろ」と止め
その後も兄弟の仲介をし続けていたそう。
名プロデューサーが影で支えていたわけですね。

兄は思索的でメランコリック…というか、戦争で負った傷が体にも心にもあるのでしょう。
ただし、そこが深みにもなっていて。
弟は衝動的で多作。勢いよくテンション高く、「次男ー!」ってタイプのようにお見受け。
音楽が好きでたまらないのは彼のほうですね。
美しいメロディを弾いたあと、カメラに向ける「どう?」というイタズラっ子のような表情にあらわれています。
弟からあふれる音とアイディアは、素敵なものとそうでもないものが混ざっていて、
それをより分け方向づけるのが兄の仕事だったみたい。

組んで仕事をし、名声を博しましたが
ウォルトの死、父の死、ロバートの最愛の妻の死など
いくつかの区切りになる出来事が起き、ゆっくりとふたりの道は分かれます。
ロバートの妻が亡くなった後、ロバートはロンドンに移住して、実質的な距離もかなり離れたわけですね。
(余談ですが、ロバートと妻が出会った時のエピソードを観て、
なぜかワタシはジェーン&マドックの『今宵は浮かれて』を読みたくなりました)
ただ、ケンカ別れをしたわけでもないですし
ミュージカル『メアリー・ポピンズ』の公演の際に公の場で顔を合わせたりもしていますから
もともとそれほど仲が良くない兄弟としては上々じゃないのかしらねー?とも思ったり。

ふたりの間については、登場する様々な人たちが方ってくれているので
改めてワタシがここでくだくだしく書くのもおかしいかも、と思います。
一つだけ書くと、ロバートが離れようと思った理由、ちょっとだけわかる気がするのです。

リチャードの創作活動は奔流であり、だからこそいいものができるのですけれど
ロバートの側として、それを止めたり溜めたりするパワーの衰えを感じて、疲れたんじゃないかな…と。

なんていうかな、している側は無意識だし、悪いとも思ってないんですよ。
だから変えようとも思っていない。
でもね、相手がいい続けていることに対して何の反応も変更もないというのは
けっこう辛いのです。
自分の言っていることを聴いているのか?聴いているというなら、出てくるものに変化があってもいいのではないか?と。

支配欲かもしれないし、関係性として要求するものが違うのかもしれない。
単純に「違う」ってだけのことでも、関わり、交わり続けるには
お互いの歩み寄りが必要で、それは双方が意識しないとできないこと。
この兄弟の場合は「双方」になれなかったんでしょうね。

けれどとにかくぶつかり合いながら作り上げたのは数々の名作、名曲。
彼らの音楽は時代を彩り、いまだに流れ、口ずさむひとがたくさんいます。
映画に疎いワタシでも、数曲はハナウタが歌えるほどですからね。
曲だけでなく、人となりを感じ取ることができる
このドキュメンタリーに出会えたことに
感謝いたします。

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