しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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人形つかい

寄生獣の映画化で思い出して、名作だし紹介しようかなと思って
表紙掲載のため調べてみたら…
いつの間にこんな表紙にwww


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
アイオワ州に未確認飛行物体が着陸した。その調査におもむいた捜査官六名は行方不明になってしまった。そこで、秘密捜査官サムとその上司、そして赤毛の美人捜査官メアリは、真相究明のため現地に向かう。やがて、驚くべき事態が判明した。アイオワ州の住民のほとんどは、宇宙からやってきたナメクジ状の寄生生物にとりつかれていたのだ。人間を思いのままに操る恐るべき侵略者と戦うサムたちの活躍を描く、傑作冒険SF。

著者:ロバート・A・ハインライン
翻訳:福島正実
出版社:早川書房(ハヤカワSF文庫)

えっとー、なんかスゴイ中二っぽいラノベかコミックかという表紙になっていますが
そして2005年に表紙を変えたようですが
海外の初版は1951年、
日本でも最初に出版されたのは(たぶん)1976年ですからねー!(手元にある旧版の初版年です)





海外での初版年をわざわざ書いたのは理由がありましてね。
このSF、舞台が2007年になってるんですよ。
うん、20世紀後半にありがちなあのパターンです。
そういえば『夏への扉』もそんな感じでしたっけねえ。

読んでみると
ん?骨伝導は実現しているねえ、一般化してないけど
とか
整形技術はあれだけど、カラコンで目の色だけなら変えられるかな?
など
いらんところをチェックする楽しみもw

ストーリー自体はSFにしてはわりとシンプルなので、とても読みやすいです。
内容情報を捕捉しますと
サムが主人公で、上司はカリスマ性と頼りがいがある「おやじ(オールドマンとルビがふられています)」。
そして赤毛のメアリは美人…とハッキリは書いていませんが、かなりのセックスアピールのある女性のよう。
サムはメアリに一目惚れしまして、
宇宙からの寄生生物との戦いとともに、このふたりの恋愛模様も描かれているわけです。
といっても、ハインラインですので(というか、20世紀中盤のSFですのでというべきか?)
かなりサッパリしているので、初めて読む方は「これで恋愛なのか?」と思うかもしれませんw

「寄生獣」と「人形つかい」の共通点は、異星人による体の乗っ取りですが、
違うのは
「人形つかい」のほうは、乗っ取られるのは意識だけってところですね。
記憶などにアクセスされますが、その人のふだん発揮している能力以上のものが出せるようにはならない、と。
でも、姿かたちがなにせナメクジですから…
いやだろうな~★

彼らは小さいので、首筋の後ろにとりついて、服を着ていたらちょっと背中の曲がったヒト?くらいな見かけです。
それに対する人間の対策は…
まあ、お読みください。映像を想像するとなかなか笑えます。
(といっても、本文の中では「笑いごとではない」と書いていますけどね。
たしかに物語がすすむにつれて、事態はけっこう切羽詰まってきます)

サムが途中で寄生されるため、
寄生生物側の行動や考え方、寄生された側の心理や状況などもつぶさにあらわされます。
両方のことが理解しやすい、いい展開だなと思いました。

戦い、善戦するも負けがこんできて、でもここで負けてしまったら人類はどうなる!?
というパターンは、『夏の扉』とはひと味違いますが、
ハインラインを読みなれた方にはわりとおなじみのパターンかも。
でもってちゃんとどんでん返しな展開で勝ちの目がでてきて
人類は負けないぞー!勝利するのだー!という方向性で終わりますので
安心かつ爽快な読後感になることでしょう。

クラシックなSFのよさがたっぷり詰まった作品です。
気楽に読書やSFを楽しみたいときにおススメいたします♪

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