しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

あめふらし




【内容情報】(「BOOK」データベースより)
美しく聡明だが、残酷な王女に結婚を申しこんだ若者は動物たちの助けを借りて王女とのゲームにのぞみます。ブラティスラヴァ世界絵本原画展でグランプリ受賞作。

グリム童話
訳:若松宣子
絵:出久根育
出版社:偕成社(現)、パロル舎(旧)

出久根育さんはカテゴリがございますので
サイドバーを通して、他の作品の記事もご覧いただけます。



◆カテゴリをふたつ登録できればいいのに…◆
ほんとはね、出久根さんのカテゴリ作りたいんです。
でもね、このかた、グリムとか民話系のお話に挿絵をつけるのがあまりにもお上手なので
ついついそちらにカテゴリわけしちゃって…★
FC2でタグとかつけられるのかな?
今から…じゃ、きっと…ムリ、だけど…さ。

◆グリムは大好きです◆
民話って、ちょっと泥臭くて、なんで?みたいな不条理もあって
そういったカオスなところが好きなんです。
グリム兄弟は、採話したあとに物語を整理してくれているので
全体として調和が取れていて読みやすいのですよね。

◆出久根さんとグリムの相性がいいのは◆
たぶんこの不条理な部分のクローズアップがお上手だからではないかしらと思ったり。

王女の頭から始まって、とにかくシュールなんですが
調和しているのであまりヘンに見えない不思議さ。
色遣いが落ち着いているのもあるかもしれませんが
よーくみると、かなり奇妙。

しかも絵だから当然かもしれませんが
なんの説明もなかったりするんですよねー。
お触れの内容とか、たぶん文章と同じなんだろうと推測するのですけど
翻訳文を入れるタイプの絵本が多いのに
この作品では一切無視!
潔いというか、思い切りがいいというか…。

で、このシュールさがクセになるのです。
町田尚子さんとも共通するところ、あるかな。
重ための色合いだけど艶があって
夜の手触りの色彩感覚。

◆そして出久根さんは不機嫌なところが素敵だと思うワタシ◆
この方の絵本全体を通して
本当に笑っている人ってあんまり見ないなあ。
口角だけ上がってる人はいるけど、笑ってる感じしない。
不機嫌絵本なのにそこがいいと思うのは、ワタシにしては珍しいです。
基本、上機嫌な絵本が好きなタイプなので。

◆まあ要するにクセのある絵本です◆
手放しで好き好きステキなの皆さま誰でもぜひぜひ読んでー
とはならない、読み手をちょっと選ぶタイプの作家さんであり作品なのですが
アタるとじわじわきます。
個人的には、この絵本は
絵ももちろんですが
夫婦の間のちょっとした隠しごとが続きましたというグリムのオチが好き。
こういうスパイスはあってもいいと思うのねん♪

気になる方は書店や図書館などで見つけたときに
チラ見からお試しになるのもよろしいかと思いますです。はい。


関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://honwagohan.blog19.fc2.com/tb.php/1703-c8f8cfc2
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。