しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

このエントリーをはてなブックマークに追加

モンテ・クリスト伯3

少しずつ、じわじわと物語が進んでまいります。


Amazonより内容紹介
第三巻では、謎の人物モンテ・クリスト伯となったかつての青年ダンテスが、いまはモルセール夫人となっている昔の恋人メルセデスの子息アルベールとローマで親交をむすび、パリでついにメルセデスと対面するという劇的な場面が展開する。「巌窟王」の名で紹介されて以来長く親しまれ、絶えず読者を新たにしてきた名作。(全七冊)

著者:アレクサンドル・デュマ
出版社:岩波書店(岩波文庫 赤版)

1巻の紹介記事はこちらから
2巻の紹介記事はこちらから
ご覧いただけます。



しかしなかなか記事がすすめられないんですが、これはもう本が面白すぎて
それなのにわたしの紹介文があまりにもちゃっちくて、自己嫌悪に近くなっているからです★
面白さが書ききれないんだけど、じゃあどれくらいねちっこく書けばこの感激が伝えられるかというと、
結局のところ「読んでみてください、お願い」っていうのがいちばん確実で早かったりするんですよねー。
ああもう悔しいったら!

文庫本で全7巻って、けっこうな文章量のはずなんですよ。
でもねー、読んじゃうの!
あとでこれ伏線だなってわかると、戻って読みなおしたくなるの!
おかげで時間がかかるったらないんですが、それがまた気持ちいいという
なんとも罪作りな小説ですよ、ホントに。

この3巻ではモンテ・クリスト伯がついにパリに進出です。
謎の伯爵として人々の前に姿をあらわし、
ふと冷酷な面がほの見えるとはいえ、基本的には鷹揚で傲慢、気まぐれでにこやかで人をそらせない魅力のある人物。
このモンテ・クリスト伯の姿は、わたしの脳内では
昔の名香智子さんがたまに脇役で描いていらした、頬のこけた目の鋭い男性像で再現されております。
あの時代の名香さんがこの物語描いてくださってたら、どんなにステキだったかしら…♡
エドモン&メルセデスのカップリング、見てみたかったー!
今の『レディ・ジョーカー』の嵐くん&蘭奈ちゃんをもっと華やかにしたみたいな感じかも^^

そう、この3巻でね、ふたりは顔をあわせて会話をするんですよ。
そしてこのふたりの会話は、最初もこの後の巻でも伏線になりまくりでして
とっても緊張感があるんです。

モンテ・クリスト伯はエドモン・ダンテスであることなどおくびにも出さず、
過去の原因となった人々と会ったり情報を集めたりするんですが
結局のところ、彼らはエドモンが牢に過ごしていた間も、それぞれの性質らしいことをしているようです。
なんといいますか、最初にエドモンを陥れたのは「魔がさした」んだとしても、
結局のところ当人の中にあった種が芽吹いたといったところでして。
そうなると、出た芽は育っちゃうんだよね…といったようなエピソードがちらほらりとにじみ出ています。

この対面の場面や、それぞれとする会話など
裏面を知っている読者はモンテ・クリスト伯と同じくらい緊張しますが
これがまた魅力的なので
うっとり読んでしまうのですよ。

とりあえず役者はほぼそろった、という体でのこの3巻目。
物語がおおきくうねるのはまだ先なのですが
序盤の起承転結でいうところの承のうねりと盛り上がりはなめらかでスリリングですので
たっぷりと時間をかけてお楽しみいただきたいものです。


関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://honwagohan.blog19.fc2.com/tb.php/1755-fec396e4
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。