しろまち堂~こちらも本館ですがただいま休館中の旧館です~

旧ブログ名は『ワタシノスキナコドモノ本』、本の紹介や本に関するアレコレを語る、『しろまち堂』のメイン館でしたがただいま休館中のため、こちらは旧館でございます。『しろまち堂』は『本館・新館』のほか、『~音楽・映像館~』、『~写真・旅行館~』『~縁側~』もございます。煩雑ですがあわせてよろしくどうぞです。

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モンテ・クリスト伯5

再読はまさにクライマックスなので
そこに至るまでの5巻を読みかえして、「え、まだここ?」と、ついくらっとw


Amazonより商品説明
今も昔も復讐鬼の物語が人々の心を惹きつけてやまないのは、それが幸福と安寧に背を向けた人間の究極の姿だからであろう。世界の文学史上最も有名な復讐鬼、モンテ・クリスト伯。19世紀フランスの文豪、デュマが創造したこの人物もまた、目的を果たすごとに、底なしの泥沼へと一歩足を踏み入れていく。
本名、エドモン・ダンテス。マルセイユの前途有望な船乗りだった彼は、知人たちの陰謀から無実の罪で捕えられ、14年間の牢獄生活を送る。脱獄を果たし、莫大な財宝を手に入れたダンテスは、モンテ・クリスト伯と名乗ってパリの社交界に登場し、壮大な復讐劇を開始する…。
文庫本で7冊の大著である。物語に多少「できすぎ」の感もあるが、そんな懸念をすぐに吹き飛ばしてくれるほど波状に富んだ展開で、息をつく暇もなく読み通してしまう。フランス文学の大著といっても、机に向かって姿勢を正して読む、というよりは寝そべりながら読むうちについ夜更かししてしまう、というタイプの作品である。
何と言ってもこの小説の白眉は、伯爵の用意周到かつ執拗な復讐の過程である。着々と目的を遂行していく姿が、心理描写をいっさい排した文体で描かれ、後年のハード・ボイルド文学をも連想させる。
復讐の物語にハッピー・エンドはあり得ない。もしあるとすれば、主人公がどこかで「妥協」を見出す必要があろう。モンテ・クリスト伯が最後にどんな選択をするのかも、読みどころのひとつである。(三木秀則)

著者:アレクサンドル・デュマ
出版社:岩波書店(岩波文庫 赤版)
1巻の紹介はこちらで
2巻の紹介はこちら
3巻の紹介はこちらから
4巻の紹介はこちらの記事で
ご覧いただけます。



実をいうと、わたしにはこの5巻はあんまり印象が強くないのです。
ドラマは盛り上がりつつあるんですが
6巻がめっちゃめちゃに!好きなものですから
早よせんかい!と、まどろっこしい気分になってしまいましてw

最初のほうでメルセデスとモンテ・クリスト伯の非常に美しくもわざとらしい
舞台の一幕のような場面があるのですが
(これは舞台のエチュードとかにするととってもさまになると思う。見てみたいっす)
そこが終わっちゃうとけっこう流し読みっぽくすすめちゃいました。

書きこまれているのがマクシミリヤンくんとヴァランティーヌさんの恋愛だったり
ヴィルフォール氏とダングラール夫人の密会だったりして
要するにあんまり興味のないキャラだったりするんですね^^;
いやまあ、大事なところではあるんですけども。
そしてノワルティエ氏がやっぱり最高にカッコよかったりするんですけども。

ところで
アンソニー・ホプキンズさんって、最近は映画にご出演だったりするのかしらん?
「モンテ・クリスト伯」が実写で映画化!なーんてことがあったら、
このノワルティエ氏をぜひホプキンズさんに演じていただきたいわ。
などとふと思いました。
似合うと思うの!
モンテ・クリスト伯はジョニー・デップとかマイケル・ファスベンダーとかヒュー・ジャックマン…は変装してもすぐにバレそうだからキビシイかw 
いやまあ、そんな感じで人気俳優さんが演じればそれなりになると思うんだけど
ノワルティエ氏をできる人って、少ないと思うんですよ。
だって、演技で使えるの、ほぼ目だけですぜ?
ホプキンズさんのあの違和感ありありの強烈な目力をここで活かさずしてどうする!

企画もないのに暑苦しくキャストを考えてしまいましたことよw

閑話休題。

この巻では、軽い伏線回収と次への伏線になる出来事が入り混じりながら物語が展開されていましてね。
モンテ・クリスト伯はどちらかというと伏線を隠す方向だったり、
微妙な立ち位置で、仕掛けになる要素を作りつつも、関与しないように一線を引いていたりします。
ちょっと狂言回し的な役割でしょうかね。
エデに身の上話をさせつつ、名前は伏せさせるとか
そうそう、変装のブゾーニ司祭やウィルモア卿の場面もありました。
(このあたり、芝居と楽屋裏が一緒に見られる感じでワクワクしますよ)

モンテ・クリスト伯のセッティングって、読みこんでいくとめちゃめちゃ繊細といいますか
悪いことをしやすい位置に人を置くんですが、でも、その人たちはその人たちで
立場を利用しないでおこうと思えば(悪いことをしないまま)放置できそうな気がするんですよ。
たいていの場合、過去に心に播かれた、もしくは行動した結果の悪の芽が育っちゃっているので
いい方向には転がらないんですけどね★

舞台はヴィルフォール家が多く、
毒殺が華々しく克明に書かれちゃったりするネガティブな展開の一方では
ヴァランティーヌさんは結婚の決心を固め、ノワルティエ氏にマクシミリヤンくんを紹介し
実の孫同様な愛情を示し示されたりもして
内容のバランスというか匙加減がなかなか絶妙でございます。

結果が出るのはこの後ですが
じわじわと毒が沁み入るような、陰鬱さがスリルを誘う巻でしたね。
次の6巻は見せ場満載!
満を持して、次に向かうことといたします。

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