けっこんをしたがらないリスのゲルランゲ
文章はJ.ロッシュ=マゾンさん。絵は堀内誠一さん。
出版社は福音館書店さんです。
前作のおそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲもよろしかったらご覧ください。
いたずらなリスのゲルランゲ、その後どんなふうに暮らしたのかしらと思ったら
なんと、お掃除をおぼえたものの、はしっこさとかしこさをよくないほうにのばしちゃったみたいですね。
とうとうリスの大集会に呼び出されます。
そこで申し渡されたのは「結婚せよ」との命令。
結婚すれば相手のことを思いやるようになり、独りよがりな生き方を辞めるだろうとの申し出。
もっともなお話です。
が
それに対してゲルランゲは何と答えたか?
なんでこんなに失礼なことを考えつくの?と
ムッとしながら読んでいて
それでも結婚しましょうという議長コカランの娘・ヌージャードにビックリ。
いったいどうしてこんなひどいオスと結婚しようと思うのかしらと思ったら
ふたを開けてみてさらにビックリな展開になっていきます。
大人になったゲルランゲは
実をいうとそんなにハンサムな感じでもなく
ヌージャードはかわいいというよりもキリっとした少年っぽい雰囲気で
ちょっと先行き大丈夫?な雰囲気の結婚式ではあるんですが
期待を裏切らない意外性はなかなかたまらないものがあります^^
文章といい、挿絵といい
そんな大胆なことをしそうな感じに見えないおとなしやかなヌージャード、カッコイイw
山椒は小粒でもピリリと辛い、というのを地でいってますね。ふふ。
えらそうにしていたゲルランゲがどんどん追い詰められるのはちょっと痛快。
前作とはずいぶん風向きが違う作品ですが
それもまたよしな面白さです。
(しかし、これだけ大口叩いたゲルランゲが、最後のページで
「しんは気立てのよいリスでしたし」って書かれてますが
この本だけ読んでると、この言葉はちょ〜っと説得力ないです、はい)
これを最初に読むのはおススメしませんが
前作を読んで面白いな〜と感じた方には
ぜひご一読いただきたいと思います。
