第二音楽室
ここはやっぱりYAで!
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楽天ブックスより
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
重なりあい、どこまでも柔らかく広がる四つの旋律。眩しくて切なくてなつかしい、ガールズストーリー。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第二音楽室/デュエット/FOUR/裸樹
著者は佐藤多佳子さんで
出版社は文藝春秋さんです。
佐藤多佳子さんの作品は夏から夏へを過去に紹介しています。
これ、後日のインタビュー集も企画が途中まで進んでるってどこかで読んだんだけど
その後どうなってるのかなぁ…。
佐藤多佳子さんはとっても好きな作家さんです。
一気読みしてたのがブログを始める前だったので、ここではあんまり紹介してないですね。
年内に何作か再読して紹介かブクログリンクしようかな。
この「第二音楽室」、音楽だけでくくるのはちょっと違うと思っていたら
楽天ブックスの紹介文がうまかった。ガールズトーク。まさに!です。
小学校高学年から中学、高校の女の子たちが主人公。
登場人物がそれぞれの短編でちょこっとリンクしてる、なんてのは残念ながらなくって
「あってもよかったのにな〜」って思いますが
そこまでぜいたくを言っちゃいけませんな。
ピアニカ、コーラス、リコーダー、ベースとギター
奏でるものはそれぞれ違いますが
音楽を自分で演奏し、その音が重なる美しさ・気持ちよさについて語っているのは
すべての物語で共通しています。
恋バナは入っていたりいなかったりで、そこもまたいい。
全部恋バナだとくどいかもだし、全然ないのもさびしいしねw
でも、つきあうとかそういうリアルな感じではなく
いいなとか好きだ、ヤバいとかそういう寸止め系のラブ。
もしくはちょっと違うもの。
(ちなみにメチャメチャ好きなのは『デュエット』の2人がペアを組むときのやりとり。
主人公の「だって、私のこと好きじゃないでしょ?」
に対して「これは、そういうことじゃないでしょ?」と相手の男の子。
そうだよ、そうなんだけど、そんなふうに言っちゃうのってステキー♪
と萌えてしまいましたわよ、おほほ*^ ^*)
周囲を気にしてたり
自分の行動がうんと気になったりと
思春期の自意識過剰とか
つまづいたところから立ち直りつつある過渡期のようすとか
主人公たちのグルグルしてる様子が
愛しくてたまりません!
本格的に音楽をやっていなくても
たとえばカラオケでハモる気持ちよさなんかを知っていたら
この本で語られているような音のハーモニーの感覚は十分に体感できるんじゃないかしら。
シーズン的にはホントはもうちょっと前の2月とかがよかったのかもしれないですが
卒業の前後にピッタリな雰囲気なので
できれば桜の咲く前にどうぞ。
